第85話 半年が経ちました
時々周囲が騒がしいのですが、『気にするな。』
と伯爵さまが仰って下さるので気にしない事にしました。
そして今の僕のカードに記載されている情報ですが、
名前:ショースケ・ヒラタカ(平高 章介)
種族:人間(転生/再構築)
年齢:10(20)
性別:男の子
LV:8
職業:孤児(転生者 )
スキル:全魔法の素養・常識・読み書き・言語理解・投擲術・剣術・話術
所持品:神の衣服一式・神のナイフ・神のコップ・神のカバン
〈オークスレイヤー〉〈ベティーナの加護〉
〈ドラゴンスレイヤー〉〈ダンジョン攻略の証〉
冒険者ランク :F
パーティー名 :???
パーティーランク:F
となっています。
微妙に変化があるようですが、あまりよくわからない上に、常識って何の常識なのでしょう。
僕の思っている常識と、コラリーヌさん達の常識がかみ合ってないようですし。
ベティーナ様から見た常識なのでしょうか?
つまり僕は常識がないとみなされているようです。
自覚があるだけに反論できません。
僕は今コラリーヌさんを中心に色々教えてもらっています。
主に常識ですね。
主に街の中を歩いて色々散策しつつ、学んでいます。
2日同じコースをたどり、最初の日は僕がわからないと思った事や感じた事をコラリーヌさんに伝え、翌日はコラリーヌさんが質問し、それを僕が返答する事で僕の思考のずれを訂正する方法です。
これは中々に効果があって、
「分かってはいましたが、ショースケ様と私達の認識のずれが思ったより大きいですわ。ショースケ様のスキルに何故か常識がありますが、どう考えても機能していませんね。何か発動する条件があるのでしょうか?」
そう言えば時間がなかったから確認していないんだった。
だけどこうして学んでいるからもう今更かな?
そんな風に過ごしつつ、ダンジョンから戻ってからどうやらドロップアイテムの査定が終わったようで、一応12等分するという事で僕のカードに入金がありました。
これにはニネットさんが驚いたようで、
「ちょっと!何よこれ!何で大白金貨が10枚以上入金されているのよ!」
注:大白金貨1枚:日本円で一億円の価値です。
僕のカードにも白金貨10枚と、その他細かいお金が入金されていましたが、これだけあればもうお金に不自由しないでしょう。
因みに武器も多数ドロップ、あ、違いました宝箱に入っていたんだった。
それは全て疾風迅雷のパーティーに差し上げました。
何せお僕には神のナイフがあるので、武器はいらないんです。
特にドラゴンを仕留めた後に出てきた宝箱の中身ですが、国宝級の武器が多数入っていたようです。
で、ニネットさんから、
「そう言う所が常識はずれなのよ!」
と怒られてしまいました。
最近気にしているので、常識はずれとか言わないでほしいです。
僕の常識レベルをコラリーヌさんレベルに合わせている間に伯爵さまが仰っていた半年が経ち、いよいよジュリグー魔法学院へ入学できる時がやってきました。
魔法ってどうなんだろう。
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