酔っぱらった神のせいで美醜が逆転している異世界へ転生させられた!
よっしぃ
神のミスで死んでしまった・・・・?
第1話 仕事が終わって車で移動中に・・・・
「はあ・・・・今日も暑かった・・・・」
僕の名前は
現在夏真っ盛り。
山奥にある工場で働いています。
本日も仕事が終わり、車で家に戻る所です。
夜勤、しかも残業明けなので車は殆ど走っていません。
今、僕の前後には車は居ませんし、前方からも対向車は見当たりません。
しかも周りは山・山・山!
何でこんな所にでっかい工場が?
少し眠いなあとか思いながら運転していると、唐突に車?が揺れます。
え?何か轢いた?はねた?流石に眠いとは言え、居眠りする程ではないはずです。
しかしそう思っていると揺れが激しくなり、これは不味いと思い車を左に寄せ、急停止させました。
しかし揺れは収まらず・・・・あ!っと思えば何か山の斜面から岩?がどかどか転がってくるのが見えました。
そして車に何か凄い衝撃が発生し、鋭い痛みがやってきました。
僕はここで意識を手放します・・・・
・・・・
・・・
・・
・
あれ?此処は何処?
ふと気が付くと、見知らぬ場所に横たわってます。
起き上がると何故か数人の男性?が机の上で何かやっているようです。
え?確か車を運転してたと思ったんだけど、ここは何処?
そう思っていると、そのマージャン?をしているうちの一人が僕に気が付いたのか、手招きをしてきているようです。
周りを見ても誰も居ません。
そしてその人と目が合ったようで、僕は自分の顔を指さすと、その人はうんうんと頷き、またもや手招きをしています。
訳が分かりませんが、ここに留まっていてもどうにもならないので、その人の所へ向かいます。
近付くとわかりますが、そのマージャン?やってる床にはいろんな瓶?缶?が転がっていて・・・・
う・・・・酒臭い・・・・
まだそれなりに離れているのに酒臭いです。
そして僕がその人達の前にやって来るとその手招きした人ではなく、年老いた人?が声をかけてきます。
「おうおうあんちゃんすまんな!一寸床に酒こぼしちまってよ!取ろうとしたらよ、一寸こけちまってさ。」
「こけた?!父上は豪快にすっころんでおった!うはははは!」
何でしょう?酒盛りしながらマージャンを?
「ちょっとその男の子面くらってるでしょ?第一その子あんたのミスでここにいるの!何とかしなさいね!」
髪の毛短いし男の姿だけど、この人女性ですね。
「そういう訳であんちゃん、さっき揺れただろ?」
「え?地震かと。」
「あれな、そっちに酒瓶落としてよ、その時にあんちゃん死んだんだよ。」
え?何それ?え?思い出すと確かに道に何か岩みたいのがどかどか落ちてきてたけれど・・・・
「ごめんなさい。私も見たけど、もうぐちゃぐちゃで生き返れないの。」
「あの言ってる意味が分かりません。」
え?どういう事?僕は今ここにいるけれど・・・・って車は?
そう思っていると、今まで喋らなかった最後の一人が・・・・
「なあ、こいつ俺の世界に貰っていい?」
「ちょっと待て、こいつはワシの管轄じゃ!勝手は駄目じゃ!」
「おまえ負け越してるだろ?こいつ連れてくから少し負け減らしてやるよ。」
「まじか!いやでもなあ。」
「ねえ、じゃあさ、もうこの子死んでるんだしあっちの世界でさ、体再構築してどれだけ生きるか賭けしない?」
え?死んでる?僕が?
ここは死後の世界?
「何!賭けじゃと!よっしゃ乗った!こいつは譲ろう。」
「じゃあさレートは?賭けって年単位でいい?最初の1年持たないか、5年、10年?それとも3日持たない?」
僕は勝手にこの人達の賭けの対象になったようです。
しかもかなり物騒な事を言ってます、この・・・・若いボーイッシュな・・・・女性?彼女が唯一話が通じそうなので聞いてみましょうか。
「あの、僕に色々な選択肢はないのでしょうか?」
「あ、そうね、あいつのミスだからねえ。何か希望ある?」
「希望も何も僕は何処へ行くのですか?」
「そうねえ、所謂異世界よ?一寸あいつの管理してる世界の魔素が不安定でね。魔法の元と言ったら分かる?」
僕は所謂異世界に向かうのでしょうか?
「色々突っ込みどころはありますが、僕はこの姿ですか?」
「一応はね。それとね、向こうで生まれ育ったのと同じように、あっちの常識や言葉は分かるから。」
「その僕、その人のミスでこうなったんですよね?なら何か物とか・・・・異世界ならスキル?能力ですか?何か貰えませんか?」
「あんた生き返るのに何贅沢をってそうねえ・・・・あれのミスだからね・・・・いいわ、何とかしてあげるわ!」
「一寸待て!良い考えがある!ダイスで向こうへ転生する時の年齢や渡すアイテムの数を決めようではないか!」
何ですかそれ?どうやら僕は異世界で生まれ変わるようです。しかもダイス?意味不明です。
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