よくある光景


「あのぉ、実はぁ、その」




恐る恐ると言った感じで立ち上がりながらモゴモゴしてます。




「はっきりいってください!」


「はいっ、統括会依頼があります☆」




バギッ、ドガッ、ドッゴーン。




「どーするんですか!いくら、師匠でもそれを蔑ろには出来ないことくらい知ってるでしょう!?いや、全ての依頼に大してですけど。で、期日は!?」




血の気が引いてくる。真っ青な顔で師匠を前後に振る。




「2ヶ月後です。すいません。って、俺が師匠だぞ!もっと、こう、俺を立てるとかさぁ」


「では、師匠を立てたらコレらは解決できるんですね、師匠は凄い人ですもんね。10人しかいない創成のうちの一人ですもんね。では、行ってらっしゃい」


「待て、待て、待て!薄情者!」


「あーもうっ、じゃあ、すぐ行きましょうよ!手伝いますから!」




プンスカ怒りながら言えば、師匠もいそいそ動き出しました。




「あー、準備OK?」


「何をすれば?」


「うん。それじゃあ、先ずは……」

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