第 話

冒険者組合とゆう物がある。


その裏バージョンと言うべき所に一人…


扉を開けて中へと入った。


「………いらっしゃい」


「ミルクを一つ」


眉を潜めた店員バーテンダーはミルクを注いだコップを客の前に置いた。


しかし、飲まない。


「…飲まないのか?」


「………自然には自然の色がありますね」


「ああ、その通りだ。自然ならではの取り替え不要の歯車には独特な色がある…」


「でも、異端な物はこうやって色から見て違うんです」


そう言いミルクの入ったコップを溢してしまった。


木製のテーブルにミルクが流れる。


「……そこまでしなくても良いんじゃ無いのか?」


「私はそうゆう人ですから」


そう言い彼女は片方の目を隠した姿を店員に見せ付けた。


「アンタは人か?」


「私は外れてるので…」


「……気にッタ。ヨウコソ」




傭兵組合へ…

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