雨坊主

旦開野

第1話

厚い灰色の雲が山奥にある村のそばまで近づいている。一雨降るようだが、村人たちは家の中へと入ることなく、その雲ややってくることを今か今かと待ち構えている。村をよく見ると、畑は乾き切っており、川も井戸も、枯れかけている。この村では長い間、雨が降っていないようだ。雲が村の真上までくると、ぽつぽつと雨粒が地面に降り立った。

「やっと、やっと雨が降った」「まさに恵みの雨じゃ」

 村人たちは踊るようにして喜んだ。






 男は山奥にある寺の拝殿の中で目が覚めた。どのくらいの時間かはわからないがどうも眠りこけていたらしい。あたりを見渡すと、寺は今にも崩れそうなほどにおんぼろで、彼以外に人影は見当たらない。あまりに埃っぽいので外に出ようとしたが、大粒の雨が降っていた。空は厚い雲に覆われていて、今は何刻なのかがわからなかった。こんな強い雨の降る中、山を下るのは危険だと男は考え、仕方なく寺の中へ戻り、雨が止むのを待つことにした。

 男は記憶を持ち合わせていなかった。自分は何者なのか、どうしてこんなおんぼろな寺で寝ていたのかわからなかった。何か思い出せないか、自分の身なりや持ち物を見てみる。少々奇妙ではあるが全身真っ黒な法衣を身に纏っていて、まるで山伏のようだ。衣服から察するに、どうも自分は修行僧で、この山奥に修行にやってきたらしい。そうでもなければこんな歩くだけで底が抜けそうな寺で寝泊まりなどしない。

 しかし不思議なのは、ここで何かを食べた跡がないということだった。いくら修行とはいえど、何かしら口にしなくては死んでしまう。ここへやってきて早々にへばってしまったのだろうか。兎にも角にも、ここには食料がない。ここにい続ければのたれ死ぬか、はたまた熊にでも襲われるか……仏様の仲間入りをするのも時間の問題だろう。何もわからないままに死ぬわけにはいかない。寺の中を散策しながら考えに耽っているうちに、ちょうど外の雨も弱くなってきた。男は今が好機と山を降りてみることにした。

 しとしとと降る雨が体を濡らす。寒さは感じなかったので今はきっと夏頃なのだろう。男は足を滑らせないようにゆっくりゆっくり歩みを進めた。

 どのくらい歩いただろうか。雨は変わらず降り続いている。流石に男の足にも限界が近づいていた。

「おやおや、貴方様は山伏さんでしょうか。それにしても、なんとも珍しい色のお召し物だ」

 突然声をかけられて、男は顔を上げた。声をかけたのは蓑笠に合羽を身に纏ったお爺さんだった。腰が少々曲がっているが、それでも男より少しだけ背が高い。お爺さんの次に、男の視線に入ってきたのは小さな集落だった。足元ばかりを見ていたせいで、山の麓まで来ていたことに気がつかなかったのだ。

「随分くたびれたご様子ですが、私めにできることはありますでしょうか 」

 お爺さんは丁寧な物言いで男に尋ねた。歳のわりにはきはきと喋る姿はとても頼もしい男だった。

「できることなら飯と、一晩だけでいいので寝泊まりできる場所を貸してほしい」

 男は正直に話した。

「お安い御用です。狭い家ですがうちに来られたらよい。婆さんがちょうど、夕餉を用意して待っているはずです。一晩と言わずに体が休まるまで、居てくださって構いませんよ」

 お爺さんは嫌な顔一つせずに男に言った。男はお爺さんの優しさに甘え、ついて行くことにした。雨脚は再び強くなってきていた。


「では、自身が何者なのか、思い出せないのですね」

 粥を椀に装いながらお婆さんが言った。雨に濡れた体は男が思っていた以上に冷え切っており、囲炉裏の炎の暖かさが身に染みた。お爺さんの家はお世辞にも広いとは言えなかったが、先ほどまでいた古びたお寺に比べたらずいぶんとましに思えた。男はお爺さんとお婆さんに、気がついたら山奥にあるお寺にいたこと、それ以前の記憶がまるでないこと、とにかく死なないためにも、自身が何者か知るためにも、山を下りてきたことを話した。

「山奥の古い寺……か」

 お爺さんはお婆さんから粥を受け取りながらつぶやいた。

「なにか、心当たりがおありで」

「私がまだ幼児だったとき、あの辺りには寺を中心に村があったと聞いている。しかしあるときから不思議なことに、その村には厚い雲が覆い続け、延々と雨を降らすようになったそうだ。日が差さなければ作物も木々すらまともに育たなくなる。ついに村人たちはその土地を捨て、村は廃れていったらしい」

 思い出すとあの寺にいるとき、雨が止むことはなかった。しかしそれは寺だけに限ったことではない。男があの寺からこの村に来るまでの間、一度も雨が止んだことはなかった。

「じゃあ、山伏さんは、きっとその村に縁のあるお方なのでしょう。でなければわざわざ廃れた寺など訪れません」

 お婆さんはひらめいたという顔で言った。明るく、無邪気で、何とも可愛らしい人だ。

「先祖か、もしくはあなたがもともと住われていたお寺のお坊さまが、あそこの寺の方だったのかもしれませんね」

 お爺さんはにこにこしながらお婆さんの方を見て答えた。

「お爺さんたちはそのお寺にゆかりのある人とかわかりますか」

 男はお爺さんの話が気になった。もし、そのお寺のこと、あの山奥にあったとされる村のことを知っている人間に会えば、自分のことがわかるのではないかと思ったからだ。

「さあ……私が小さい頃に聞いた話だからなあ」

 お爺さんは申し訳なさそうな顔をした。



 男は行くあてもなかったのでお爺さんの言葉に甘えて、しばらく世話になることにした。ただ世話になるだけではいけないと思った男はお爺さんの畑仕事を手伝うことにした。

 男がいる間、村に晴れ間が差すことはなかった。川の水量は日に日に増していき、太陽の光を数日浴びることのできなくなった作物は、元気をなくしていた。そのうち、村人たちはずっと雨が降り続いているのはあの黒い山伏のせいだと噂するようになっていた。

「ただの噂です。お気になさらないでください」

 お爺さんはそう言ってくれた。

 雨はやむことはなく、むしろどんどんどんどん強くなっていった。そしてとうとう、村の西の方から、今までとは比にならないくらい黒くて大きな雨雲が迫ってきた。このままではとんでもない嵐が村を襲うだろう。

 どんどんどん

お爺さんたちの家で夕食をとっていると、突然家の外から音がした。お爺さんは土間に向かい、戸を引いた。雨がざーざーと降りしきる中、村の男たちがやってきていた。

「どうしたんだ、こんな大雨の中」

 お爺さんは男たちに問うた。

「とぼけるな。お前さん、俺たちがここに何しにきたかわかっているだろう」

 先頭に立っていた若者が言った。

「そうだそうだ。そのどこの馬の骨とも知らねえ奴をいつまで置いておくつもりなんだ」

「その黒いやつがきてからお天道様を拝めていないんだ」

「どういう術を使っているのかは知らねえが、きっとこいつのせいに違いない。さっさと村から追い出してくれ」

 村人たちは口々にそう言った。

「そうは言っても、この方はいくあてもないんだ。もう少し、村においてやってもいいじゃないか」

 お爺さんは村の人たちに責められてもなお、男のことを庇ってくれた。

「しかしよお、爺さん。今まさにあの大きな雨雲が村に向かってきてるんだ。あれがきたらどうなる?家も畑もめちゃめちゃになってしまうだろう」

 お爺さんと同い年くらいの老人が諭すように言う。

「大きな雨雲とこの方とはなんの関係ないでしょう」

「そんなことねえ」「雨が降るようになったのはその男がきてからだ」「無関係なはずはねえ」

 お爺さんの言葉に村の人たちは反発した。お爺さんはそれでもなお、村の人たちを説得しようとした。

 男はお爺さんの姿を見て、心苦しく思った。このままでは心優しいお爺さんも自分と一緒に村の仲間外れになってしまう。自身はともかく、お爺さんたちが村八分にされてしまうことを男は望んでいなかった。男は持っていた椀を置き、自身の荷物をまとめ出した。男の急な動きにお婆さんは驚き、村人のほうを向いていたお爺さんも振り向いた。

「ど、どうしたんですか? 急に」

「これ以上皆様に、何よりお爺さん、お婆さんにご迷惑をおかけするわけにはいきません」

 男は荷物をまとめながら言った。どうやら村を出てってくれるようだとわかった村人たちは、安堵の表情を浮かべていた。

「そんな。雨が降り続けているのはたまたまで、貴方様のせいではないでしょう? 」

 お婆さんは男を止めようとした。

「そうです。貴方様には行くあてなどないでしょう。こんな雨の中彷徨っていては死んでしまいます」

 おじいさんも続く。

「雨の中、山奥のお寺からここまで来れたんです。平地であれば大丈夫です。お爺さんとお婆さんが責められることを私は望んではいませんので」

 男はそう言うと、笠を被り、草履を履いた。

「みなさんの言う通り、私があの雨雲を連れてきているのであれば、あちらに向かっていけば、この村を天災が襲うことはないでしょう」

 男は村人たちに向かっていった。そして、家の中にいるお爺さんとお婆さんに向かって

「今までお世話になりました。この御恩は忘れません」

 と頭を下げると、男は雨が降り続ける中、村を後にした。

 男は分厚い雲のある方角へ向かって歩き続けた。男が雲に近づけば近づくほどに雲の塊は散開していき、いつのまにか雨は小雨に変わっていた。男はこれで村が天災に襲われることはないだろうという安心を感じると同時に、やはり自身には雨雲を引き寄せてしまう不思議な力が備わっているんだということを認識した。

 男は行くあてもなくただ歩きながらお爺さんから聞いた雨が降り続いたせいで廃れた村の話を思い出していた。自分のことを思い出すためにはその村のことを知る必要がある気がしていた。せめて何か手がかりがあれば……

「なんだ、浮かない顔して。おめえも旅のものか」

 男は突然声をかけられた。声のする方を見ると笠をかぶり、蓑で作られた合羽に身を包んだ旅人が目の前に立っていた。男は急に声をかけられたものだから驚いた顔のまま固まってしまっていた。

「おお。驚かせてしまったみたいだな。すまねえ。誰にでも声をかけるんじゃねえっておっかあに注意されていたのに。おいらは伝助っていうんだ。あんた名前は」

 男は自分には記憶がなく、名前すら分からず、それを思い出すために旅をしているところだと伝助に話した。気さくそうな彼も、ちょうど旅の途中だという。

「私はどうも山伏のようなので、どこぞのお寺に行けば、私を知っている者がいるかもしれぬと思っています。伝助さん、道中、お寺を見ませんでしたか」

 男は伝助に尋ねた。

「おお。お寺ならさっき見た。この道を行けば村がある。そこに小さいけどお寺があったぞ」

「教えていただきありがとうございます。伝助様、道中のご武運をお祈りしております」

「あんたもなんだか大変そうだな。失くしちまった記憶、取り戻せるといいな」

 伝助は男がたどってきた道を歩いていった。途中、男が振り返ると、伝助も気が付いたらしく、目一杯に手を振ってきた。男も同じくらい大きく手を振った。


 伝助が言った通り、しばらく道なりに歩いていると、村が見えてきた。初めにお世話になった村に比べると随分と大きく、立派な村だった。村の上空は雲一つない青空が広がっており、村の大通りらしきところでは商いが行われ、活力にあふれていた。しかし、男が引き連れてきた雨雲がたちまち村を覆い、雨を降らせた。先ほどまで買い物に精を出していた人々もたちまち散ってしまい、あたりはいつの間にか閑散としてしまった。この体質はどうにかならないものか……と男はため息をついた。

「あの……お尋ねしたいことがあるのですが」

 男は品物を店に片付けている商人に声をかけた。

「なんでしょう、旦那。こんな雨降りにお買い物ですかい」

「買い物はまたの折に。私はこの村のお寺に用があるのですが、お寺はどちらにあるか、教えていただけないでしょうか」

 客じゃないことを知ると、商人は明らかに不服そうな顔をしたが、それでも男の質問には答えてくれた。

「ああ。この村の立派なお寺であれば東の外れの方にあるよ。この道をまっすぐ行って突き当たりを右に歩いていけばたどり着く」

 男は商人にお礼と、帰りに何か買わせていただく旨を伝えてお寺へと向かった。商人のしかめっつらは幾分ましになったように見えた。


 村の外れにある寺は伝助が言っていたように、質素でこじんまりとしたものだった。寺の門をくぐり、講堂へ行くと、1人の僧侶が掃除をしていた。見た目は若く、修行僧のようだ。

「もし。ここの住職様はいらっしゃいますか」

 男は若い僧侶に尋ねた。

「失礼ですが、どちら様でしょう?本日はこの雨ですし、お客はいないと聞いていたのですが……」

 真面目そうな僧侶は答えた。

「突然の訪問で申し訳ありません。私、旅の途中でして。ここの住職様にお話伺えればと思ったのですが……」

「わかりました。少々お待ちください」

 そう言うと若い僧侶は寺の奥へと引っ込んだ。

 しとしとと降る雨の中、男が待っていると、先程の若い僧侶が戻ってきた。

「雨の中お待たせして申し訳ありません。住職様の許可が降りましたのでこちらへどうぞ」

 若い僧侶は男を講堂に案内した。

 講堂の中も、外観と同様に年季の入ったもので、もう少し雨が強かったら雨漏りでもしてきそうなほどだった。

 講堂の奥に座布団の上にぽつんと座る僧侶がいた。体は小さく、見た目から想定するに60歳程だろうか。

「住職様、お客様をお連れいたしました」

「おお、お客様。雨の中お待たせしてしまって申し訳なかった。さあ、こちらにお座りください。二郎、わしの前にもう一つ座布団を持ってこい」

 二郎と呼ばれた僧侶は部屋の隅に重ねてある座布団の方へと向かった。男はその様子を見守りながら住職の前まで進み出た。

「やはり……きたのだな」

住職は小さくつぶやいた。男は住職の言葉は自分に向けられたものなのだろうとは思ったが、その場ではいまいち理解することができなかった。

「どうぞ、こちらにお座りください」

 男が固まっていると、ニ郎が座布団を敷いてくれた。

「さあニ郎。わしはこの山伏さんとお話がある。少し席を外してくれるか」

「はい」

 住職に言われると、二郎は速やかに部屋を後にした。いきなり訪ねてきた旅人と人に聞かれたくない話とは……住職は男のことについて何か知っているのだろうか。

「先程から不思議そうな顔をしておられる。わしに聞きたいことがあって尋ねてきたのではないのか」

「そのつもりでやってきました。しかし……私自身が何者なのか、自分でもよくわかっていないのです」

「ほう……」

 男の言葉に今度は住職の方が目を丸くした。

「己が何者なのか、一体何をしてきたのか……まるで覚えていないのか」

「はい。なので何かわかればと思い旅をしているのですが……住職様は私について、何かご存知なようで」

 男の言葉に、住職はうんうん頷いた。

「なるほどなるほど。それでは少々話が長くなりますな」

 そういうと住職はよっこらせと腰を上げた。そして講堂の戸口まで行ってしまった。

「お前様に見せたいものがある。持ってくるのでもうしばらくお待ちいただいてよろしいか」

 男は、はいと答えた。住職は講堂を後にし、どこかへ行ってしまった。

 しばらくして住職は両手に書物を抱えて戻ってきた。

「これは50年ほど前に消滅した村の記録じゃ」

「村って……私が目覚めたところでしょうか」

「おそらくそうだろう。あの村は50年前、雨が降らずに困っていた。雨が降らなければ作物が育たないからのう。だから村唯一の和尚であった私の祖父は黒いてるてる坊主を作って雨乞いをした。するとどうだろう。翌日、雲一つかからなかった村の上空に雨雲が覆い被さり、恵みの雨が降ってきた。村人たちは喜んだ。爺さまも安心したようだ。久々の雨に浮かれた村人たちはてるて坊主のことなどすっかり忘れて祭りを催した。お天道様を願うにせよ、雨乞いするにせよ、使命を果たしたてるてる坊主には感謝の念を伝え、丁寧に供養しなければならない。しかし村人たちはそれを怠った。それゆえの天罰じゃろうな……その村に日が差すことは無くなった。雨が降らないのも困るが、日が出なくても困る。まあ何事もほどほどでなくてはいけないからな。家は湿気るし、作物は育たなくなるわで村はとても人が住める場所ではなくなった。だから村人たちは山を降り、村を捨てたのだ」

「……」

「お前さんはおそらく、そのときのてるてる坊主であろう。村に雨雲を引き連れてきたときからわしにはわかっていた。どうして50年経った今、お主が人の姿となって、しかも記憶を失くしていたのかはわからんが……」

「……」

 男は言葉を失った。まさか自分が人ではなかったという事実に驚いた。住職は男の様子を伺いながらも言葉を続けた。

「しかし爺さまはお前さんがここを尋ねてくることがわかっていたようじゃ。爺さまが死ぬ前に言っておった。もしかしたらあの時のてるてる坊主が尋ねてくるかもしれんと。話が通じるようであれば話を聞いてやってくれと。そしてあの時の詫びを、代わりにして欲しいと。申し訳なかった。そしてあの時は村人の願いである雨を降らせてくれてありがとうと」

 男は話を聞きながら涙を流していた。男は全て思い出したのだ。そして住職のありがとうと言う言葉を聞いて、ああ、私はただこの言葉が欲しかっただけなんだ、と気がついた。

「お主さえ良ければ成仏のための儀式をわしが行うがどうする? 」

「お願いします」

 男は答えた。では行くとするか、と住職は立ち上がり、外へと向かった。男もそれについて行った。

 外に出ると雨は先ほどよりも弱くなっているようだった。住職は庭の地面に木の枝で何やら模様を描き、男を真ん中へと立たせた。

「では行くぞ」

 男は頷いた。住職はお経を唱え始めた。男は目をつぶり、住職の声に集中した。住職の声が体に染み込んでいくような、そんな不思議な感覚だった。住職はお経を唱え続ける。男の姿はみるみると薄くなっていく。それと同じく、空にあった雨雲は薄くなっていく。

「長い間、苦しい思いをさせてしまったのう」

 お経を唱え終わった住職はつぶやいた。男の姿はもうそこにはなかった。晴れ渡った空に目をやると、綺麗な虹がかかっていた。

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雨坊主 旦開野 @asaakeno73

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