ぼっちの俺にできたAIの友達

春山 隼也

第1話 プロローグ

 チュートリアルも終わり、遂にパートナーオーブがパートナーとして姿を現す。

「どういうパートナーなんだろうな」

 アイテムポケットから飛び出し、光を放ちながら宙に浮くオーブを見ながらそんなことを呟いた。

 龍、魔獣、悪魔、天使、ゴーレム、鳥、虫、蛇、蜘蛛、狼。

 俺は何を使役することになるのか。


 ……使役するんだったら何がいいんだ?

 

 単純に強そうな龍か? それとも天使か悪魔?

 でもやっぱり一緒に戦うんだったら連携って大事だよな。

 なら人型か? 獣人? 魔人?

 案をたくさん思い浮かべるともう一人の自分が俺に囁いた気がした。


 本当に強さだけを求めればいいのか? 


 答えは簡単だった。

「……なんかそうじゃなくて、楽しく友達みたいに接する事が出来たらいいなぁ」

 そう呟くとオーブが先程より明るく輝きだして視界が真っ白になった。


 目を開けるとそこには銀髪青眼の美少女がいた。

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