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2022年12月27日 00:46
第2話もとても楽しく読ませていただきました。短いやり取りの中で、フィヌーユさんとお客さんとの関係がわかり、同時にこのお店の雰囲気も伝わってくるのがとても好きです。フィヌーユさんやお客さん、マスターの台詞が説明敵ではなくて、いきいきとしていて……こう、この時だけでなく、普段から彼らはこんな風に、軽快に言葉を交わしているんだろうなというのが感じられるのがほんとうにすごいなと思いました。文章に奥行きというか……時間の広がりまで感じせてくれるもなか様の文章に感動です。あっという間にこの『勇敢なる剣亭』が好きになってしまいました。また、フィヌーユさんやマスターとアジュリットさんの会話の場面もとても印象的です。アジュリットさんが積極的に話す性格ではなさそうだということを見抜いて、明るく声をかけるところも微笑ましいですが、フィヌーユさんはアジュリットさんが旅人であることは確認しても、アジュリットさんがボロボロのフードをかぶったままでいることや、その奥の白い髪や赤い目、頬の痣のことは、見えていても口にしないところが、フィヌーユさんの距離感の取り方が絶妙だなと思いました。読者からしてみれば、フィヌーユさんやマスターはおそらくほんとうに良かれと思ってアジュリットさんに声をかけているわけですが、アジュリットさんからしたらまだ他人ですものね。これ以上はまだ踏み込まない方がいいのだろうというところを、フィヌーユさんはちゃんと理解しているのだということがこのやりとりの中で感じられて、とても好きな場面です。アジュリットさんが目をつけたフィヌーユさんの『失敗作』……アジュリットさんが食べることになるのか、それとも……次回もほんとうに楽しみです。ありがとうございました。
作者からの返信
お返事が遅れてしまって申し訳ありません。今回も嬉しいコメントをありがとうございます。フィヌーユたちのセリフが説明的でなく、自然な感じに描写できていたのなら本当によかったです。説明的になってしまっていないかどうかは、いつもすごく気にしているところなので……。フィヌーユのアジュリットに対する距離感の取り方にも注目してくれて、ありがとうございます。宿屋という場所で働いているからこそ、距離感の取り方は身についているのではというイメージがあったので、そういった雰囲気を感じていただけたのなら嬉しいです。また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。こちらこそありがとうございました。
第2話もとても楽しく読ませていただきました。
短いやり取りの中で、フィヌーユさんとお客さんとの関係がわかり、同時にこのお店の雰囲気も伝わってくるのがとても好きです。
フィヌーユさんやお客さん、マスターの台詞が説明敵ではなくて、いきいきとしていて……こう、この時だけでなく、普段から彼らはこんな風に、軽快に言葉を交わしているんだろうなというのが感じられるのがほんとうにすごいなと思いました。
文章に奥行きというか……時間の広がりまで感じせてくれるもなか様の文章に感動です。
あっという間にこの『勇敢なる剣亭』が好きになってしまいました。
また、フィヌーユさんやマスターとアジュリットさんの会話の場面もとても印象的です。
アジュリットさんが積極的に話す性格ではなさそうだということを見抜いて、明るく声をかけるところも微笑ましいですが、
フィヌーユさんはアジュリットさんが旅人であることは確認しても、アジュリットさんがボロボロのフードをかぶったままでいることや、その奥の白い髪や赤い目、頬の痣のことは、見えていても口にしないところが、フィヌーユさんの距離感の取り方が絶妙だなと思いました。
読者からしてみれば、フィヌーユさんやマスターはおそらくほんとうに良かれと思ってアジュリットさんに声をかけているわけですが、アジュリットさんからしたらまだ他人ですものね。
これ以上はまだ踏み込まない方がいいのだろうというところを、フィヌーユさんはちゃんと理解しているのだということがこのやりとりの中で感じられて、とても好きな場面です。
アジュリットさんが目をつけたフィヌーユさんの『失敗作』……アジュリットさんが食べることになるのか、それとも……
次回もほんとうに楽しみです。
ありがとうございました。
作者からの返信
お返事が遅れてしまって申し訳ありません。
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。
フィヌーユたちのセリフが説明的でなく、自然な感じに描写できていたのなら本当によかったです。
説明的になってしまっていないかどうかは、いつもすごく気にしているところなので……。
フィヌーユのアジュリットに対する距離感の取り方にも注目してくれて、ありがとうございます。
宿屋という場所で働いているからこそ、距離感の取り方は身についているのではというイメージがあったので、そういった雰囲気を感じていただけたのなら嬉しいです。
また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
こちらこそありがとうございました。