第2話【Preparing for the trip】
世間では、コロナ禍の経済対策として「Go To トラベルキャンペーン」を題材的にキャンペーン推奨している。僕もそこに乗るつもりはなかったが、たまたま、宿を予約したサイトへ予約状況を確認するためアクセスしたところ、キャンペーンの切り替え方法が掲載されており、キャンペーンボタン一つ押すことで、キャンペーン対象となった。
思わず「ラッキー」とこころの中でつぶやいた。
旅費もかなり割り引かれ、尚且つ現地で利用できるキャンペーンクーポンも適用となった。
ただ、フライトに関しては、日程の一週間前になったところで、予約していた便が運休となり、ほかの時間へ振り替えられたということはあった。まぁ、このご時世だから仕方ないことだなと思いつつ、それを受け入れた。
温泉予約を入れた日は、僕の誕生日十二月十五日だった。実家からローカル線を乗り継ぎ1時間半程度で現地へ到着する。実家の山口県辺りでは、十二月であれば、まだまだ寒くはない時期だ。母とゆっくりとローカル線に揺られながら、旅行するのもおつなものだ。というか、母との親子二人旅ははじめてである。
といった具合で予定を組んだ。一周忌法要も無事に終わり、いよいよ三か月後には親子二人旅である。亡き父もきっと喜んでいるはずである。
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