第4話 『のろい』


 なんとか、回復したはとさぶろは、憤懣やる方なく、ある、オカルト集会にやって来た。


 受付


 『いらっはいませ。チケット拝見、あ、どうぞ、中に。』


 ドア係りが、ちょっとドアを開けると。なかから、ゾクッとするような、いのりというか、罵声というか、が、聞こえてきた。


 『やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、(どかーん。)やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、やましんしねー、(どかーん。)やましんしねー、やましんしねー、~~~~~~』


 どかーん。というのが、なにか、はとさぶろは、ひじょうに、気になった。


 見たい❗



 しかし、はとさぶろは、そのまま、かえったのである。



 やましんは、身体中にアザができて、入院した。


 会場のなかには、かつての上司とかも、いたらしい。


 その後、やましん人形の発注を受けたという、業者さんがあらわれた。また、山のなかに放置された、ぐじゃぐじゃの等身大人形が見つかった。顔には、やましんの写真が貼ってあった。


 入らなくて、よかったと、思う、はとさぶろであった。



        おわり



     ひとを呪わば穴ひとつ

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