美少女ラビット

 そのかわいいお店には、もふもふスリッパ

 なんかも置いてある。

「良夜くん、このスリッパ可愛くない?」

「あー、かわいいね!スリッパなかったし買

 おっか」

「うん!」

 理央ちゃんは、コアラのスリッパ。

 オレは、カンガルーのスリッパにした。

 

 しっかしかわいい文房具やいろんなグッズ

 がたくさんあるなー。

 カーテンもかわいいのがたくさん。

 しかもオシャレコスメグッズも満載だ。

 理央ちゃん、これ以上どんどん可愛くなっ

 たらオレどうすりゃあいいのさー…。

 可愛すぎて直視出来なくなるぞ。

 可愛くて優しくて素敵な彼女。

 改めて理央ちゃん見てるとほんっとオレ幸

 せー。

 

 理央ちゃんと一緒にいるようになってから

 幸せ度が増えた気がするな。

 

「良夜くーん。パジャマこっちこっちー」

「あぁ、どれどれ⁇」

「ほーら」

 ズラ〜。

 うわー…たっくさんあるわー。

 

 ん⁈

 

 あのパジャマぜひ理央ちゃんに来てもらい

 たい‼︎

「理央ちゃん!」

「ん?どうしたの、良夜くん。やっぱりこん

 なパジャマいや?」

「ううん!ぜんっぜん嫌じゃないよ!理央ち

 ゃんにお願いがあります‼︎」

 今日は、オレからお願いをしてみた。

「え、お願い?」

「うん。オレ理央ちゃんのパジャマ選んでも

 いい?」

「うん‼︎嬉しい!じゃあ、私良夜くんのパジ

 ャマ選んでもいい?」

「いいよ!」

 そしてパジャマ選び。

 う〜ん。どれも理央ちゃんに似合うけど、

 やっぱり一番最初に見たやつがベストだな。

 

「良夜くん決まった?」

「うん!理央ちゃんは?」

「決まったー」

 

 そしてお互いパジャマをおうちでプレゼン

 トしあった。

 そしてお着替えタイム!

 グハッ…

 や、やばい…

 理央ちゃん想像以上にかわいい。

 ってか、恥ずかしそうなその表情と仕草が

 たまらなく愛おしい。

「り、理央ちゃ〜ん‼︎可愛すぎるよ〜」

「良夜くんもすーっごくかわいい〜」

 着替えてすぐオレたちは、磁石のようにく

 っついた。

 

 オレは全身ワンコ。

 理央ちゃんは、もふもふウサギ。

 今日は、このまま過ごそうってなった。

 

 夕食の支度中

 あんまりかわいいから思わず理央ちゃんを

 ムンギュ〜って抱きしめた。

 ハゥッ

「良夜くん…今両手塞がってるからダメだよ

 ぉ〜」

「ワンワン!オレイヌだから人間の言葉うま

 く聞き取れないワン!」

 ムギュ〜

 ムギュムギュギュギュギュギュ〜

 ハンバーグをこねる理央ちゃんをオレはム

 ギュムギュした。


 たっくさん癒されてオレはニンジンの皮む

 きをしていた。

 するとハンバーグを焼いていた理央ちゃん

 が今度はオレをぎゅーってしてきた。

 うはぁ〜。

「もふもふウサギさ〜ん

 料理どころじゃなくなるっすよ〜。」

 なんてイチャイチャ戯れた。


 そしてやっと夕食の支度が完成した。

 …うっ。

 正面にかわいいウサギの理央ちゃん。

 ニンジンを食べながら美味しいね!なんて

 にっこりしてきた。

 うはぁ〜‼︎

 なんなんだよ〜、理央ちゃんむちゃくちゃ

 可愛すぎるー‼︎

「理央ちゃん、ニンジン食べながらにっこり

 とか、反則〜。エンジェルラビットかわい

 すぎー‼︎」

 フフッ

「良夜くんもかなり最高〜、やっぱりあのお

 店に誘ってよかった〜。良夜くん、ありが

 とう!」

「オレこそ、ありがとう!」

 イヌとウサギは、楽しく美味しいご飯をい

 ただいたのでありました。

 そして、仲良くお片付け。

 

 お片付けの後はのんびりイチャイチャして

 いたら理央ちゃんが、

「良夜くん、いつも私のわがままに付き合っ

 てくれてありがとう。」

 なんて言い出した。

「そんな事ないよ。だってオレもすっごく楽

 しいから」

 って返事をした。

「良夜くん大好きー。」

「うん。オレも理央ちゃん大好きだよ」

 

 イヌとウサギがイチャイチャした次の日の

 月曜日

 朝からとってもいい天気だった。

 しかし…

 ザー

 夕方雨が降ってきてしまった。

 やべー…傘ねーよ。

 ま、今日はバイトないしどっかで傘買って

 帰ればいっか。

 なんて思っていたら、校舎の入り口辺りで

 ガヤガヤ。

 ちょうど友達がいたから聞いてみた。

「なにみんな騒いでんの?」

「なんかすんげー美人が傘さしてたってんだ

 よ」

「へー」

「なに、興味ねーの⁈」

「まー、オレ彼女一筋なんで。じゃお先!」

「おう、カッケーな!じゃ」

 友達との会話も終わりその美人とやらの前

 を気にせず通り過ぎた辺りで、

「り、良夜くん‼︎」

 って理央ちゃんの声がした。

 ⁈幻聴⁇

 オレいっつも理央ちゃんの事考えてるから

 声聞こえるようになった⁇

 

 ガシッ

 ヘッ⁇

 見るとオレの手を掴んでいたのは理央ちゃ

 ん⁉︎

 美人がいるって理央ちゃんだったのか。

 

「どうしたの⁉︎」

「あの、迷惑かと思ったんだけど良夜くん今

 日傘ないんじゃないかと思って来ちゃった。

 ごめん。」

「えーっ、わざわざありがとう!寒かったで

 しょ。ほらオレの上着きなよ。」

「えっ、でも良夜くん寒くない?」

「大丈夫!オレは理央ちゃんに帰ったらいっ

 ぱいハグしてもらうから。」

「フフッ。良夜くん、ありがとう」

 オレたちは、仲良く相合い傘で帰った。

「私、良夜くんと相合い傘するの二回目。で

 も良夜くんは、私と相合い傘はじめてだよ

 ね?」

 ん?なぞなぞ⁇

「どう言う事?」

「実は、私高校入学してすぐに良夜くんと相

 合い傘する夢見たことがあるの。」

 

 えっ…

 

 続く。

 

 

 

 

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