美少女デザートが欲しい

 オレたちは、大学に通いながら共に生活を

 している。

 二人とも休みの日は、イチャイチャしなが

 らご飯作りをするのだけれどお互い学校と

 バイトがあるので基本休みの人がご飯作り

 をしている。


 今日は、土曜日だけどオレは朝からバイト

 だった。

 理央ちゃんは、午後からのバイトだったの

 で入れ違いだ。

 

 オレは、バイトの帰りに夕食の買い物をし

 て洗濯物を畳む。

 お風呂も先に入っておこっと。

 

 ふぅ〜。

 お風呂は、やっぱり最高だ。

 スッキリしたところで夕食つくり開始。

 今夜は、簡単にできる親子丼。

 親子丼をつくっていたら理央ちゃんから連

 絡が入った。

 バイトの子が一人お休みになったから帰り

 遅くなりそう、先に寝ててね。って。

 

 そっかー。

 理央ちゃん大変だな。

 ならば、明日は二人とも休みだから今のう

 ちに朝ごはんの下ごしらえもしちゃうか。

 ガチャガチャ。

 ゴソゴソ。

 よーし‼︎完了ー。

 

 理央ちゃんが帰るまで布団で携帯を見てい

 たら、いつのまにか寝落ちしていた。

 すでに理央ちゃんは帰ってきてて寝るとこ

 ろだった。

 

 二人とも休みの前の日は、同じ布団に寝よ

 うってなってたけどオレが先にねちゃって

 たから、理央ちゃんは気を利かせて自分の

 布団に入っていった。

 理央ちゃんも疲れてるし今日は、一人の方

 がいいかな。

 なんて思ってそのまま寝ようとしたら、理

 央ちゃん…

 

「良夜くん。おやすみ…本当は一緒がよかっ

 たけどねちゃってるもんね。残念だけど我

 慢するっ。」

 なんて小さな声で言った後オレのおでこに

 チュッってしてきた…

 

 理央ちゃーん‼︎

 完全に目覚めたから‼︎

 

 オレはすかさず理央ちゃんの布団に入り込

 んだ。

 そして理央ちゃんを抱きしめた。

 う…キャ〜

「理央ちゃん、おかえり!」

「えっ、ごめん…良夜くん。起こしちゃった

 ?」

「ううん。少し前に起きた」

「そうなんだ…起きてたのか。じゃあ、私の

 独り言聞かれたりした?」

「うん、ごめん。でもさみしいなんて理央ち

 ゃん。かわいいな」

 オレは理央ちゃんの髪をなでた。

 そしておでこにキスのお礼をした。

「あのっ、良夜くん。」

「ん?」

「親子丼おいしかった」

「あー、簡単なもんでごめんね」

「ううん。おいしかった!でもね、でも…」

 でもなんだろう?

 あっ!もしかして…

「ごめん‼︎たまごの殻入ってた⁉︎」

「ううん…あの、サラダまで付けてもらって

 おいてなんなんだけど、その…デザートも

 ほしくて…ダメ?」

 デ、デザート。

 理央ちゃーんひさびさのおねだりー‼︎

「ごめん。デザート忘れた。じゃあ、ターっ

 ぷり食べて。」

 って言いながらオレは理央ちゃんに甘〜い

 キスをた〜っぷりご馳走した。

「り、良夜くん。こんなに素敵なデザートを

 ごちそうさまでした。」

「うん、でもオレもデザートほし〜な」

 って理央ちゃんにおねだり返ししてみた。

 すると、

 理央ちゃんからの甘〜く優しい最高のデザ

 ートをご馳走していただいた。

 

 ムギュ〜。

「理央ちゃ〜ん、大好きー」

「私も良夜くん大好きだよ〜」

 なんていいながらイチャイチャして夜が更

 けていくのでありました。

 

 朝、目が覚めるとオレの隣で腕枕されなが

 ら可愛く眠る理央ちゃん。

 あ〜、かわいいなぁ。

 ってか、オレは幸せだぁ〜。

 

 理央ちゃんが起きないようにそっと起きて

 朝ごはんの用意をした。

 昨日下ごしらえしておいたフレンチトース

 ト。

 うんうん。いい感じに焼きあがった。

 さ、理央ちゃんそろそろ起こそうかなーっ

 て思ったらいきなり理央ちゃんが

「良夜くーん。朝ごはんいい匂いで起きちゃ

 ったー」

 って言いながら後ろからオレに抱きついて

 きた。

「おはよー、理央ちゃん」

「おはよう!良夜くん」

 ムギュ〜。

 朝からイチャイチャしながら朝ごはん。

「おいし〜、二番目においしーよ〜‼︎」

 二番目…

 そうか。

 一番目は、確か

「じゃあ、一番目も食べて」

 チュ〜。

 理央ちゃんの一番好きな朝ごはんは、オレ

 からのキスなのだ。

 

「理央ちゃん、今日なにしよっか?」

「えーとね、今日実は…」

 実は…なんだろう?

「実は?」

「実は、お揃いのパジャマ買いに行きたい」

 だった。

 パ、パジャマ?

「パジャマか。いいね!お揃い。じゃご飯食

 べたら行こっか」

「うん‼︎」

 そしてお揃いのパジャマを買いに行ったの

 だけれど…

 ここは…

 理央ちゃん、いつもここでパジャマ買って

 たのか。

 

 これは、男一人で入るのは難しい…

 

 そのお店とは、すーっごく入り口が可愛く

 ていかにも女の子いらっしゃ〜い的なお店

 だった。

 

 続く。

 

 

 

 

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