第2話

クラスに行ってみると、もう桜田君がいた。

桜田くんの回りには女の子と仲のいい男友達で囲まれていた。

私の席は桜田くんの前で人が群がっていて座ることができない。

当然勇気のない私は声をかけて移動してもらうこともできない。

チャイムがなるまで図書室にでも行こうとしたとき、後ろから男の人の声が聞こえた。

「あんた、そこにいると邪魔なんだけど、」

その一言で回りの人たちが私たちに注目した。

私は慌ててどいて「すみません…」と一言言った。

男の人が言ったことでこちらに気づいた桜田くんは

「邪魔だったのは俺たちだよね、ごめんね…」といい群がっていて人たちに私の席からどくように言った。

私は軽くお辞儀して自分の席に腰を下ろした。

しばらくしてチャイムがなり担任の古畑先生が入ってきた。


ー始業式ー

私は体育館のに向かった。

言い方がきつかったけど、助けてくれた男の子を探していた。

式が始まってもその子の姿はいくら探してもいなかった。

その日は始業式終わったら下校になったので私は諦めて明日お礼を言うことにした。


私は帰る前に図書室に行って本を借りることにした。

図書室はとても静かで私の気持ちが落ち着いた。

何を借りようと悩んでいたときに思いがけない人がいた…

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