(3)
彼女の葬式に出た。出なきゃいけないと思ったからでた。
彼女の家族は怒り心頭だった。どうして来たんだ、どうして見たくもない
顔をわたしたちに見せるんだ、そして、どうして娘を見捨てたりなんかしたんだ
...僕はずっと無言だった。
ただ骨と化した彼女をずっと見つめていた。
しばらくして自分の意識が自分の中に戻ってた時、
後ろで誰か僕を呼ぶ声がしたんだ。
僕を待っていたかのような、優しい声だった気がした。
...まさかな。彼女が僕を呼んでいるような気がしたけど
でも違うよな。
ここから僕の人生は大きく変わってくだなんて
僕はこの時思っても見なかった。
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