第12話 ジョゼフィーヌ 棘がある薔薇

行方不明となった エーメ、自分の従姉の事を思い出すジョゼフーヌ

小さな絵の肖像画だけが残っていった


フランスに移り住んだジョゼフィーヌ達 しかし‥


まだ幼い可愛い娘のオルタンスに 息子のウジェーヌ 

小さな子供達‥


「貴方は家庭の事や家族の事はどうでもいいのでしょう?」

鋭い視線でジョゼフィーヌは自分の夫である 

アレクサンドル・ド・ボアルネ子爵を軽く睨んだ


「それはお前だろうジョゼフィーヌ 

いや、お前の名前の一つローズ 棘のある薔薇」

怒りに満ちた目で彼女の夫は腹立たしく言うのであった


「綺麗な薔薇だが 家庭の管理は何一つ出来ない 十代の若い娘」

続けて夫ボアルネ子爵が癇癪気味に言った

「いや、出来はずだが社交界に忙しい 高い綺麗なドレスばかり欲しがる」


「まあ、その社交界で貴方に仕事を捜してきたのは誰かしらね?」


4年後には離婚する事になる二人だった

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