第8話 着飾るジョゼフィーヌ

まだうら若いジョゼ、ローズことジョゼフィーヌの腕には赤ん坊


最初の夫ボアルネ子爵との間の子 早くも最初の子供

「ふふ‥愛らしいものね」彼女は顔を見つめ口もとに笑み

「あぶ・・」キャッキャッと小さな赤ん坊が笑っていた。


「ああ、約束があったわ パーテイに招待されてたわ」

「奥様」「まあ、有難うこの子を頼むわね 準備しないと」


社交界に出るのも時に立派な仕事である 付き合いの中で様々な情報に交流で

駆け引きに 知人を増やして、夫の仕事や出世に有利な情報を得たりする


美しい貴婦人は注目の的、洗練された会話に着飾り、綺麗なドレスは時に武器

だからこそ多くの有益な利益も名声も手に入るという訳だった。

まあ、貴族達の社交界は彼等のステータスでもあり、見栄の張り合いの意味合いも


「それにしてもエーメはどうしたのかしら?まだ連絡がつかないわ」

軽くため息が一つ


優雅で駆け引きが上手なジョゼフィーヌは未来の夫の為に

そうして背中を押す事になるのだった。




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