月光浴 9-2
あなたには、ひと月に一度だけ会える。
丸くて優しいまなこが、私を見つめる。
それが妙に心地よくて、ぬくもりに抱かれながら眠るのが好きなんだ。
だから今夜もカーテンを開け、ベッドに横たわって夜空を見上げた。
雲間から顔を出したあなたが、私を見ている。
なにも言わず、ただただ優しいまなざしで。
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