虹の橋 7-12


 とある雨上がりのこと。

 向こうの空に虹がかかっていた。


 綺麗なアーチを描く虹はまるで橋。

 私は、昔飼っていた犬のことを思い出した。


 いつでも笑顔でいてくれた。

 足元を楽しそうに駆け回っていた。


 可愛い犬は、もういない。


 私が命を終えたとき……。

 あの子は虹の橋のたもとで、笑っていてくれるのかな?

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