創作論っぽい何か~決していいネタが思いつかなかった訳じゃないんだからねッ!~

維 黎

コミックス第六感(注:本文内容と全く関係ありません)

 KACのお題が発表されるたびにそのお題をネットでググる人も多いのではないでしょうか?

 かくいう私も『二刀流』『推し活』をネットでサラッと検索をかけた口です。当然『第六感』も同じく。

 基本的に第六感について書かれている内容は『直観』と書かれているかな。一番わかりやすい表現が『インスピレーション』だと思います。あとは『霊感』や『虫の知らせ』などに落ち着くみたい。


 意味合いからして扱い易いお題だと思いました。


『過去の経験・知識から導き出される瞬間的な閃き・インスピレーション=直観』


 といった説明があったように、過去の実体験や映画、ドラマ、漫画、小説などで見聞きして知った『第六感』の使われ方を参考にして物語を書いていくことが一般的ではないでしょうか。

 毎お題が発表される12:00から30分もすれば、新作の2つか3つは投稿されているのは、その作者にまさしく『第六感インスピレーション』が生まれたからこそなのだろうけど、まぁすごいのは第六感ではなく1時間弱で一本書き上げる筆力なのだと思いますけどね。


 少し話が飛んでしまいますが、私は先にタイトルがぽんッと浮かぶことも多いんですよ。もしかしたら共感していただける方もいるかもしれない。

 第六感のお題を見て、感覚の話かぁ、う~ん……。

 で、パッと閃くというか降りてくるというか。


『最強の感覚センス、その名はおかんッ!』


 話の内容としては第六感の優れた少年とあえての第七感の優れた少年がテレビゲームか何かで競い合い、喧嘩してるところをおかんに仲裁されるオチ――みたいな。

 あ。仮ですよ? 仮に浮かんだってていですから。だから「オヤジギャグ寒ッ!」とか思わないように。

 関西人作家のツライところは短編――文字数が少ないほどオチを付けなければいけないって条例があるのがなんともしんどい限りで。


 いろんな創作物に共通して言えることだと思うんですが、小説って第六感の連続じゃないかと勝手に思っています。

 降って来たいくつもの閃きアイデアを文字にして繋いでいくような。


 第六感の直観や閃きという意味では、あまり小説の方では降りてこないのですが、リアルでは結構あるんですよね。

 自慢になるかどうかわからない自慢ですが、私はリアルでよく「頭の回転が速い」と言われるんです。

 学力的なことでも機転が利くようなことでもなくて、正確にはとでもいいましょうか。

 ふっと降りてくるんですよね。瞬間的に。例えが。

 残念ながら自分でもわかるんですが、瞬発力はあるけど持久力がないんです。つまり、じっくり考えるとぜんぜん思い浮かばない。

 なのでここで例えツッコミの例えを書けないのが残念ですが、一つ説明出来る例として、お笑い芸人のトップに君臨していると言っても過言ではない"下町"的なコンビ名のお笑いの方がいるじゃないですか? そのボケ担当の方の例えツッコミってものすごい瞬発力だと思いませんか?

 誰かが何か言い終わった後にほとんど時差なしで例えツッコミ入れるじゃないですか。あの感覚ってなんとなく理解出来るんですよね。

 

 ああいった例えツッコミって、あれでもない、これでもないって考えるわけじゃなくて、本当にその発言や事象に対して例えがふっと降りてくるんです。その瞬間に。

 考えていたら"間"が出来て瞬時にツッコミが入れられないので。たまに連続で例えツッコミを入れるときは、二つ、三つ同時に降りて来た時に出る場合で、その時は二つ目を言うか言わないかは考えたりしますが。


『二刀流』『推し活』に関して言えば、瞬時に振って来た閃きアイデアは形にしてもいけると思ったのですが、『第六感』に関してはダメだったので、今回は小説ではなくて創作論的な形になりました。

 もしかしたら、じっくり考えてもう一本書くかもしれませんが。


 ん~。『最強の感覚センス、その名はおかんッ!』を書いてみるかなぁ。

 ……やめとこ。面白くなさそうだ。今、が走った。



               ――了――

 

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創作論っぽい何か~決していいネタが思いつかなかった訳じゃないんだからねッ!~ 維 黎 @yuirei

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