登場人物紹介(最後です)

日車 団吉 《ひぐるま だんきち》

主人公。名前がめずらしくバカにされたり笑われたりすることが多かった彼も、高校三年間で大きく成長。色々な人に頼られ主に勉強面でみんなを支えてきた。これからも絵菜と真菜を守っていく気持ちが大きい。


沢井 絵菜 《さわい えな》

ヒロイン。人とあまり関らず一人でいることが多かった彼女も、団吉やみんなのおかげで可愛らしい女性になった。女性の勘が鋭いのはもう立派な特技。将来団吉と一緒に暮らしてくっついて寝るという夢がある。


火野 陽一郎 《ひの よういちろう》

団吉の同級生。そして団吉の一番の友達。団吉のことも決して笑わず、いつもそばにいてくれた爽やかイケメン。さらりと人を褒めるので、女子にも人気がある。勉強は団吉に教えてもらってなんとか大学に合格できた。


高梨 優子 《たかなし ゆうこ》

団吉の同級生。そして絵菜の一番の友達。絵菜と幼稚園の頃からの付き合いで、絵菜のことをずっと見てきた。可愛い後輩がたくさん入ってくれて、食べごろはそろそろかと狙い続けてきた。数学が苦手なのは相変わらず。


日車 日向 《ひぐるま ひなた》

団吉の妹。お兄ちゃんのことが大好きで、いつもくっついているので、団吉はそろそろ兄離れ、妹離れが必要ではないかと思い続けてきたが、まぁいいかと思い直した。食べることが好きで動物に優しくできる心の持ち主。


沢井 真菜 《さわい まな》

絵菜の妹。お姉ちゃんが大好きな優しい子。たまにぶっ飛んだことを言ってしまうが、それも彼女のいいところなのかもしれない。団吉のことを密かに想っていた。これからも大好きなお兄様が守ってくれると信じている。


大島 聡美 《おおしま さとみ》

団吉の同級生。団吉とは三年間一緒のクラスだった。美人なのに相変わらず恋の噂が全くない。団吉とのテストの勝負はかろうじて一勝。密かに、いや大胆に団吉のことを狙っているので、絵菜は要注意人物扱いしている。


東城 麻里奈 《とうじょう まりな》

団吉の後輩。アイドル活動と学業を立派に両立している可愛らしい子。ついに天野の告白を受け、一度はアイドルを辞めることも考えたが、周りの人の協力もあって、これまで通り笑顔で元気に頑張っている。


木下 大悟 《きのした だいご》

団吉の同級生。オタクっぽい趣味と女性と話す時の挙動不審は相変わらずだが、杉崎という大事な人を守る時は人が変わる。団吉や富岡と本や小説の話をしている時が楽しいらしい。運動はちょっと苦手の模様。


中川 悠馬 《なかがわ ゆうま》

団吉の同級生。火野と同じく元サッカー部のイケメン。女の子の友達も多いようだが、富岡と接するうちに恋心となり、ついにお付き合いすることになった。勉強はあまりできないようで、富岡に教えてもらっていた。


杉崎 花音 《すぎさき かのん》

団吉の同級生。相変わらずギャルっぽい見た目と大胆な言動で団吉をびっくりさせていたが、木下と二人の時は可愛い乙女。絵菜が怒った時も心配してすぐにRINEをくれたりと、優しい心も持ち合わせている。胸は大きい。


大西 浩二 《おおにし こうじ》

団吉たちの担任の先生。団吉と絵菜がいつも一人でいたことを心配していた。二人がお付き合いしていることも気づいており、優しく見守っていた。団吉がテストで百点ばかりとっていったのでかなり悔しかったらしい。


日車 沙織 《ひぐるま さおり》

団吉と日向の母。三年生編でついに名前が出てきた。子ども二人のために忙しい毎日を送っていたせいか、病気にかかり倒れてしまうことがあった。幸い大したことはなかったが、本人はちょっと反省していた。


沢井 佳菜 《さわい かな》

絵菜と真菜の母。真菜と似た優しい言動で子ども二人を笑顔で見守る。団吉と日向も自分の子どもみたいだと思うところもあったらしい。日車母とも変わらず仲良くしており、たまに二人で出かけているとのこと。


富岡 愛莉 《とみおか あいり》

団吉の同級生。丁寧な言動でみんなを「~さん」と呼ぶ。だんだん妄想で暴走することが少なくなってきたのは、おそらく中川のことが好きになったからだと思われる。自分に自信を持とうと思って頑張っている。猫好き。


相原 駿 《あいはら しゅん》

団吉の同級生。以前は学校もサボりがちだった彼も、自ら進んで学校に来るようになり、周りの人からも変わったと思われていた。ジェシカとメールやビデオ通話をしていて、いつかオーストラリアへ行きたいと思っている。


天野 蒼汰 《あまの そうた》

団吉の後輩。九十九の後を引き継いで生徒会長になった。しっかりしている反面、東城と二人の時はかなりドキドキでどうすればいいのか分からなくなるらしい。先輩たちに笑われないように頑張ろうと思っている。


佐久本 慶太 《さくもと けいた》

団吉の先輩。今は大学生で、偶然にも団吉が受験したいと思った大学に通っている。相変わらず絵菜のことは気に入っているみたいだが、川倉に「あんた気持ち悪い」と言われたのが実はショックだったらしい。


九十九 伶香 《つくも れいか》

団吉の同級生。元生徒会長の優等生。ススっといつの間にか団吉の隣にいるそのスキルは大島も入る隙がないほど。弟がくっつくのはいいが、男の子にあれこれ言うのはやめてほしいと思っている。ちょっとお嬢様育ち。


北川 詩織 《きたがわ しおり》

保健の先生。美人で生徒の人気もあるのだが、相変わらず彼氏はいない模様。そのことにツッコミを入れるのは絶対にやめておこうと団吉は思っていた。保健の先生らしく団吉や絵菜に体調管理の大切さを伝えた。


長谷川 健斗 《はせがわ けんと》

団吉の後輩。日向とは仲良くお付き合いしているが、たまにお兄さんと僕はどちらが大事なんだろうかと思ってしまうこともある。サッカー部に入り、今は部活と勉強で忙しい。世界一のお兄さんを尊敬している。


潮見 梨夏 《しおみ りか》

団吉の後輩。二つ結びの可愛らしい女の子。人をあだ名で呼ぶことと、敬語が苦手なことで少しトラブルもあったが、自分を変えたいと生徒会に入ることを決めた。橋爪といいコンビになっているような気がする。


橋爪 葵 《はしづめ あおい》

団吉の後輩。副会長として立派に仕事をこなす団吉に憧れて生徒会に入る。何でも数値化するのが大好きで、完全な理系女子。言動が少し大胆なところもあり、団吉も驚かされてきた。大島のことはあまり尊敬していない。


黒岩 祥吾 《くろいわ しょうご》

団吉の後輩。体が大きく一見怖そうに見えるが、実はしっかりしており動物好きで優しい心の持ち主。語尾に「ス」をつけるのはポリシー。暴走しがちな潮見と橋爪を見守る。家でさばおくんという猫を飼っている。



----------


作者のりおんです。

これにて、本編は終わりです。

日車団吉くんと沢井絵菜さん、いつも一人でいた二人が出会って、支え合って成長して、時にはピンチもあったけど、二人で乗り越えて、ここまで来ることができました。

二人とみんなはこの後もそれぞれ自分らしく生きていくと思います。


合計で336話という長い物語を読んでいただき、ありがとうございました。

実は、noteの方でこの小説の短編作品をいくつか出しています。

主人公は団吉くんだけでなく、色々な人の視点で、あの時あの場面のお話が展開されています。

毎日ではないと思いますが、せっかくなのでそちらもカクヨムに出したいと思います。小説のフォローはそのままで、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。


それでは、一旦ここで終わりということで……。

本当にありがとうございました。


2022年12月24日 りおん

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る