きっかけから終焉までのシナリオ【分かれ道】

今周りで起きていること、巫として見聞きした事象が、未来へのヒントとなる可能性に賭けてお伝えします。


今この文章を書いている最中、石川県では大きな地震が発生しておりますが、被害に遭われた皆様には、心から御見舞いを申し上げます。


伝えられた未来がこのような形で具現化し、あまりにも多くの大難が発生。

そしてその後のシナリオまで知らされているからこそ、抱く危機感。


これらは全て神々のシナリオであり、現在進行形の物語の一部である事の証明となる可能性も含めて、伝えるのが巫としての使命だと信じて綴ります。



それは長い長い歴史と人類の歩みと、神々の葛藤の物語。


自らの葛藤も苦しみも、余す事なく伝えよと託されました。

表現することこそ、今できる最善の行動に繋がると信じています。



2022、6、18

比留胡神社を参拝すると、作業中の宮司さんに出会いました。

ご挨拶をし参拝。


いつも気になっていた事を、宮司さんに聞きました。


本殿脇にひっそりと佇む石碑には【八大龍神】【九頭龍神】【三吉神社】【塞乃神】と彫られています。


十和田湖問題の解決であったり、日常的に助けて頂いてきた神々の名前が並んでいるのです。


だから自然と私は、手を合わせていたのですが、しかしなぜここに祀られているのか?

特別な由縁があるのかと疑問に思い、訊ねたのでした。


すると宮司さんが少しだけ困った顔をされて言われました。

「実は昔、処分される予定だったものを引き取って置いているのです」


神主をしていると、処分されるお社や祀られていた場所の『御霊抜き』の依頼も多いのだと語られました。


身近なものだと、民家の解体と同時に祀られなくなる神様が多い現実。


最近では所有者が処分する様にと話をしているが、以前に引き取ってきたものをお祀りしているのだと語るのです。


私たちも、これまで手入れされなくなってしまった神社やお社、祠を沢山見てきました。


願いを託し、建てられ祀られた神々の末路と、悲しい現実。


100年以上の歴史ある勝運稲荷神社さえも祀られなくなり、『御霊抜き』をされています。


しかしそこで修行するお狐さんの為にと、誰も訪れることがなくなった神社に留まる神の存在も知っています。


それが今の時代の現状なのです。


【捨てられるはずだった依代】には、一度は宮司さんに『御霊抜き』をされたにもかかわらず、そこに自ら宿る神の姿がありました。


手を合わせる者が居るかいないかに関係なく、自らの意思をもつ神様。


私は宮司さんに、お伝えしました。


この【比留胡神社】には多くの神が集まっていること。

そして何より、普段から真摯に向き合う宮司さんの所作によって作られる神域があること。


おそらく、捨てられる予定だった依代を大事にしてくれたことへの感謝を伝えて欲しかったんだろうな、と感じたからです。


宮司さんは言います。

「起きる事象に全て意味がある。それを感じられる事が羨ましい」と。


私が参拝する神社は限られた場所で、それらの神の存在を感じる場所は、宮司さんや氏子さん達が丁寧に祀ってくださっています。


逆に何年も手入れされず、人を拒むような環境にまで荒れ果てた神社もあります。


私はとある闇落ちした神社で、手長足長の妖怪を感じていました。


またある神社では、沢山の金色の目玉が枝の様になった物怪を引き寄せてしまったこともありました。


娘の要子が参拝してしまった事が引き金となったのですが、その神社は地元では、【呪われた神社】として知られていたとの情報を後で知るのです。


闇落ちした神社を参拝することは、その闇に帰依する事に等しいのかもしれません。


しかし是宮だけは、どんな闇物件も細石水晶や塩、お神酒を撒いて浄化させてきました。


その浄化作戦は一度で済む場合もあれば、何度となく足を運ぶ結果となることもあります。


なぜそこまで私達が動いてきたかと言うと、巡り巡って私の命が脅かされる結果を招き続けたからでもありました。


みゆきちゃんは歌います。

『むすーんで、ひらいーて。

手を打って、むうすんで。

またひらいて、手を打って。

その手をうえにー』


みゆきちゃん云く、「神社を参拝することは、穢れを落とし神様とご縁を結ぶ。だから縁を結んで心をひらいて、柏手を打つでしょ?」と。


私はほぼ毎日、通勤途中で神社を参拝し、仕事が終わるとまた寄ってから帰ります。

あるいは時間がない時は、柏手だけでも打ちます。


おそらくその習慣は、神の存在をハッキリと感じた3年ほど前からだと思います。


参拝時に明らかな神託を感じるのです。

見える映像だったり、声となり受けることが多いです。


しかし最近では私の口を通して、私の知らない情報であったり、神様のシナリオを審神者となる是宮に語ります。


そのシナリオはあまりにも、自分の想像を超えている現象。


自分に戻った時、是宮から教えてもらったり、私の意識を残したまま語られることもあります。


その情報を検証することで、見える未来。

その真の意味を理解しなければ、ただの自然災害という認識で過ぎてしまいます。


天災から何を学び、その先の未来を知るかで認識は変わる。


【災難】として圧倒的な神の力を証明され、自然の力に押し潰される未来なのか。

それとも我々人間が変わらなければならない【警告】と受け止めるのか。


未来が変わる分かれ道なのです。

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