フレンチブルドッグのシックスセンス。

かなたろー

犬はヒトであるというお話。

 我が家には子供がいない。多分、子供はもうできない。

 だが、我が家には愛娘まなむすめがいる。


 ちょうど明日(3月10日)に、9歳の誕生日を迎える愛娘まなむすめがいる。


 名前を「ハッサク」と言う。


 たいへん男らしい名前だ。


 愛娘まなむすめは犬だ。犬種はフレンチブルドッグだ。


 たいへん男らしいルックスだ。


 さて、この男らしい名前の愛娘まなむすめなのですけれども、妻曰くらしい。

 いや、愛娘まなむすめのように可愛がっているからという意味ではなく、掛け値なしにらしい。


 ちょっと、何言ってるかわからない?

 はい。私も、ちょっと何言ってるかわかりませんでした。


 ですが、去年の夏ごろ、精神的にかなーり落ち込んでしまったときに、私も


「あー、犬はヒトだー。と思うようになりました」


 なんと申しますか、犬という動物は、がすごいのです。

 住まいを共にする人たちの気持ちを知ろうとする、心地よく過ごしていきたいと願うがすごいのです。


 私が精神的にかなーり落ち込んだ時、まるで示し合わせたように、わが愛娘まなむすめも体調に変調をきたしました。


 落ち込みの感染っていうのでしょうか。


 とにかくものすごいの持ち主の愛娘まなむすめは、ただひたすらに、私のかたわらにつれそってくれました。

 そして、ストレスでおなかを壊し、みるみると痩せていきました。

(かわりに、ストレスが過食にでる私は太りました)


 愛犬のエッセイは、去年のKACでも書いたのですが、

https://kakuyomu.jp/works/16816452219030223390


 この元気で、俊足であごの力が非常に強い、マッチョがみるみる内にやせていき、あばらが浮き出るくらいになりました。


 とりあえず、今はどーにか精神的にも回復したのですが、なんというか、愛娘まなむすめの悲しがる顔を見てしまうと、


「落ち込んでる場合ではない!」


 と思うようになったのです。


 なんというか、とりとめもない話ではありますが、犬の第六感、についてのお話でした。

 による絆は、種族を超えるのであります。


 よって、犬はヒトなのです。


 明日は、愛娘まなむすめの誕生日。

 仕事帰りに、最寄りのペットショップで、楽しげなおもちゃを買って帰ろうと思います。

 明日で9歳。あと何回誕生日を祝ってあげられるんだろう……。

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