たかが詩じゃないか

詩音 悠

『人生に悔いを残すな』

揺らめいた心の灯火

埋み火のように煌めく

暮れかけた夕陽を背に受け

夢という扉 叩くよ

あゝ 捨てきれぬ 激しい情熱を

あゝ 抱きしめて 心に誓うよ

光射す一筋の道に向かい

人生に悔いを残すな



哀しみに濡れた思い出は

胸の奥そっとしまって

ひたむきに自分を信じて

愛という扉 開けるよ

あゝ 心から 求めるものがある

あゝ 叶えたい 望みがあるんだ

狂おしい燃えたぎる思い胸に

人生に悔いを残すな



人混みの流れに押されて

生きて行くことに疲れて

憎しみや悔しさに負けず

虹という扉 越えたい

あゝ 身を委ね 想いを貫けば

あゝ いつの日か 涙も乾くさ

過ぎて行く時間に囚われないで

人生に悔いを残すな

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