第69話 ノリスの挑発と激怒のリッド

アスナとの試合が終わって僕は父上達の所に移動した。


すると、二人から「素晴らしい試合でした」と褒めてもらえて嬉しくて僕は微笑んでいた。


父上は相変わらず厳格な表情を崩さぬままに優しく言った。


「あの剣士に、あそこまで食らいついたのは見事だ。さすが私の息子だな」


「ありがとうございます」


父上はそういうと僕の頭に手を置いて「わしわし」と手を動かしていた。


ちょっと、僕は恥ずかしかったけど、とても嬉しかった。


その後、少し休憩となったのでサンドラからもらっていた魔力回復薬の錠剤を何個か口に入れて飲んだ。


錠剤なのでまだいいが、それでも気分的に不味く感じるので、クリスからもらっていた飴を舐めて緩和させていた。


その様子を見ていた父上から声をかけられた。


「……次は魔法と言っていたが、あまりやり過ぎるなよ? お前の実力はもう十分に見せている。普通に撃って終わらせるぐらいにしておけ」


「はい。魔法をあまり見せるのは好きでないので、そのつもりです」


僕は父上の言葉に同意した。


サンドラからは「出すぎた杭は打たれない」と言われたが、これ以上は目立ってもいいことはなさそうと僕は思っていた。


そんなことを思っていると、こちらに向かってくるダークエルフの少女に気付いた。


ファラとアスナだ。どうしたのだろう? 


そう思っていると彼女達は僕に近づくと、ファラが少し恥ずかしそうにいった。


「リッド様。その、よければこちらを飲んでみませんか?」


「うん? これは?」


「レナルーテでは一般的なお茶なのですが、お口に合えばと思いまして……」


出されたお茶は緑色をしている、そして香りは嗅いだことのある物だった。


僕は気づくと、呟いていた。


「……緑茶かな?」


「リッド様、緑茶もご存じなのですか?」


「え? ああ、うん。こちらに来る前に習ったからね。ありがとう頂くね」


僕は返事をすると、緑茶をもらって飲んだ。


少しの苦みとお茶独特の香りで癒される。


そして、顔を綻ばしてついつい「はぁ~」と声を漏らしたら、周りの皆から可愛いと少し笑われた。


その後、皆で少し話をしていると、エリアスから声がかかった。


「リッド殿、そろそろ始めようと思うがよろしいか?」


「はい。わかりました」


僕は返事をすると先程、アスナと試合をした場所の中央に移動した。


すると、さっきは無かった魔法を当てる為の的が置いてあった。


あれに命中させればいいのか。と、思っていると意外な人物が僕の前までやってきたノリスだ。


本丸御殿、レイシス、アスナとの試合、そして魔法と本当に懲りない。


ここまで来ると逆に感心までしてしまいそうになる。


しかし、レイシス王子に母上の陰口を言わせた件を僕はまだ許したわけではない。


魔法で返せるというなら、それはそれで良いかもしれない。


そう思い、僕は彼を見据えた。


ノリスは散々、苦汁をなめさせられたリッドが目の前にいることで怒りに震えていた。


こいつさえ、この化け物さえいなければ自分が直接対峙する必要もなかった。


しかし、さすがにその感情を秘めて、平静を装いながらノリスは言った。


「今回、私が言い出したことなのでエリアス陛下にお願い致しまして、間近でリッド様の魔法を拝見させて頂く許可をもらいました。よろしいですかな?」


「……わかりました。では魔法をあの的に撃てばよいですか?」


「そうですな。私が合図をしましたら、ファイアーボールでも撃って頂ければよろしいかと」


彼は何か企んでいそうだが、まだ何も言って来ない。


もう諦めたのだろうか? 


ノリスは僕の顔を嫌悪が混ざった目で見るとため息を吐いた。


「はぁ……どうみても小さい子供だというのに、何故あれほどの実力があるのか理解できん。君のような子供に悉く邪魔をされたと思うと情けない……」


「……どういう意味でしょうか?」


彼はやれやれといった感じで首を小さく横に振っている。


僕たちが今いる場所は、観覧席の縁側からは少し離れている。


僕達の声が聞こえないから言っているだろうけど、あまりに迂闊ではないだろうか。


僕が怪訝な顔をしているのを見ると彼は僕の質問には答えずに言葉を続けた。


「単刀直入に言おう。ファラ王女との婚姻を辞退してくれないかな? 王女はレナルーテが飛躍するための切札なのだ。君のような辺境伯の息子ごときではダメなのだ。まぁ、君にはわからないだろうがね」


「……確かに、仰っている意味がわかりかねますから、辞退などできませんね」


彼の言っている言葉に僕は怒りを感じ始めていた。


ファラが切札? 


彼女はお前の政争の道具じゃない‼ 


僕は声に出したい気持ちを抑えながら返事をしたが、彼は呆れた様子で説明をしてくれた。


「ふむ。では君のような子供でもわかるように説明してあげよう。我がレナルーテと帝国は数年前に起きたバルスト事変がきっかけで同盟を結んでいる。だが、詳細は言えぬがこれは決して対等な同盟ではないのだ。その不平等を解決できる唯一の方法が王女を帝国の皇族と婚姻させることだ」


「……皇族と王女を婚姻させたところで何も変わらないと思いますが? 帝国の貴族は強かです。恐れながらファラ王女の性格では、彼らと渡り合うのは難しいでしょう」


ノリスは帝国とレナルーテとの関係、密約について知っているのだろう。


だから、皇族と王女を婚姻させて国の立場を少しでも復活させようとしている。


そんなところだろうか。


僕の返事に険しい顔をしたノリスは吐き捨てるように言った。


「ふん。そんなことは承知している。必要なのは皇族の皇后となった実績と時間だ」


「……ファラ王女を皇太后として帝国の中枢において、ダークエルフの長寿により、内側から支配を考えているのですか?」


「……ほう。君のような勘の良い子供は嫌いではないぞ?」


僕の言葉に彼はとても嫌な笑みを浮かべ、瞳の中に悪意が満ちている。


その瞬間、僕は理解して全身に嫌悪感から来る寒気が走った。


こいつは、ノリスは国の為と言いながら、自分の国が属国にされたという事実により自尊心を傷つけられたことで憤慨している。


その意趣返しを、ファラを使って行おうとしているエゴと利己的な悪意の塊だ。


僕は信じられない思いで質問をした。


「……本当にそのような目的の為だけに、王女を救いのない修羅の伏魔殿に行かせるのですか?」


「そのような、甘い戯言を申すとはやはり勘は良くても子供か。王女は王族だ。国の為に尽くすべき存在だ。ならば我が国と帝国との不平等な同盟を改善するために命をかけるのは当然だ。それに、うまくいけば皇太后として帝国の中枢に君臨できる。子供が出来ればなおさらだ。そのような機会、国として見過ごせるわけがない」


こいつはわかっていない。


すべて頭の中だけで完結している。


帝国が仮にダークエルフを皇后として迎えた時、その問題を考えないはずがない。


冷静に考えればファラを帝国に送り込んだところで何も解決しない。


ただ、彼女が修羅の伏魔殿に送られてより、過酷な運命となるだけだ。


僕は怒りに堪え切れずに吐き捨てるように言った。


「彼女は、ファラ王女はお前の政争の道具じゃない……‼ 未来を作るのはお前のような老人ではなく子供だ。その子供を消耗品のように扱う、お前が国の未来など……レナルーテの未来を作れるものか‼」


「だから、子供だというのだ。辞退をする気がないようならこちらにも考えがあるのだぞ?」


彼は僕の怒りの雰囲気を感じ取り、辞退をする気がないと察したようだ。


当たりまえだ。


誰がこんなやつの言うことを聞くものか。


僕は自分の中にこんなにも人に対して嫌悪感を抱き、怒りが沸き上がると思っていなかった。


だが、彼の考えは僕には想像できないものだと痛感する言葉を紡いだ。


「私の後ろにはこの国の暗部もついている。この意味がわかるかな?」


「……僕を暗殺するとでもいうのですか?」


「それもありだが、君やライナー殿は苦戦しそうだからね。でも、君の家族はどうかな?」


「は……?」


僕は彼の言った言葉に絶句した。


僕や父上ではなく、家族。メルや母上を狙うと言うのか? 


僕の様子に満足したノリスはさらに続けた。


「ふふ、わかってくれたようだね。君には妹と病弱な母、そして屋敷の者とも仲良くしているようだね。私の一言でその平穏は一瞬で崩すことが出来るのだよ? わかってくれたかな?」


「……わかりました」


わかった。


ノリス、やっぱり君は僕の敵だ。許されざる敵だ。絶対に許してはいけない。


この時、僕はノリスを討つと心に決めた。


そんなリッドの様子にノリスは気づかない。


それどころか、満足そうな笑みを浮かべた。


所詮は子供、この程度の脅しで屈するとは他愛ない。


そう思い、高らかに声を発した。


「では、リッド様、あちらの的に向かって魔法、ファイヤーボールを撃ってください」


「……わかった」


ノリスはほくそ笑んだ。


これが終わって、リッドからエリアス陛下に、婚姻の辞退を伝えてもらえればいい。


そうすれば、風向きはまた変わるとそう思っていた。


だが、彼は少し異変に気付いた。


ノリスがリッドに対し魔法を撃つように言ってから、彼の様子がおかしい。


的に向かって手を差し出すわけではない。


自分の胸の前で手を組んでいる。


そして、何かを抑えつけるように力を込めている。


ノリスはリッドが何をしているのか理解できるはずがない。


何故なら、リッドがしているのはこの世界にまだ知られていない「圧縮魔法」なのだから。




ノリス。こいつ、こいつだけは許せない。


こいつの悪意がすべて僕に来るだけなら良かった。


僕が何とかすればいい。


だが、こいつは僕をどうにか出来ないとわかるとその悪意をメルや母上、屋敷の皆に向けるとハッキリと言った。


自分のエゴと利己的な悪意を満足させるために。


僕は、より魔法を圧縮できるように両手を組み力と魔力を込めていく。


それは以前行った「火槍」よりもさらに多くの魔力を込めた。


そして、怪訝な顔をしているノリスを睨みつけると僕は吐き捨てるように言った。


「……もう一度、言ってみろ」


「な、なんだと?」


「僕の家族をどうするか……もう一度言ってみろと、言ったんだぁああああ‼」


僕は叫ぶと同時に組んだ手を天に向かって差し出して魔法を解放した。


すると魔力が周囲の空気を取り込み始め、あたりに暴風が吹き荒れ吸い込まれていく。


その暴風と共に凄まじい轟音があたりに鳴り響く。


会場にいた観客達は突然の暴風と轟音に驚いたが、その次に目に映った光景に戦慄した。


リッドの頭上に凄まじい大きさの火球が出来ており、留まることを知らずにどんどん大きくなっている。


あれが、放たれたらとんでもないことになる。


だが、リッドの視線の先にあるのは的ではない。


ノリスだった。


会場が戦慄に包まれた瞬間、ライナーと護衛の二人、そしてエリアスがすぐに動いた。


一方、怒り狂ったリッドに睨まれたノリスはその場で腰を抜かして、へたり込み。


リッドに許しを求めていた。


「い、言い過ぎた‼ 私が悪かった‼ ゆ、許してくれ‼」


「……許さない、絶対にお前は許さない‼」


僕は怒り狂った目でノリスを睨みつけ、圧縮から解放され巨大となった魔法が完成されるのを待っていた。


すると、後ろから声が聞こえてきた。


「リッド‼ なんだ、その魔法は‼」


「リッド殿、早まってはならん‼」


父上とエリアスが僕に向かって来ていた。


二人に気を取られた瞬間、ノリスがその場から逃げようとする。


だが、ノリスはディアナとルーベンスに取り押さえられた。


興奮した様子の二人はノリスに怒鳴った。


「お前‼ リッド様に何をした‼」


「そうです‼ リッド様が我を忘れるなど、何をしたのです‼」


「はなせ‼ 私は、私は何もしていない‼ この化け物が勝手に……‼」


ノリスの言葉を聞いた僕はさらに怒りを爆発させた。


「おまえぇええええ‼」


僕の怒りに呼応するように頭上の大火球は暴風と轟音を鳴り響かせ、さらに大きくなり始めた。


ノリスとリッドのやりとりにライナーとエリアスは何かあったのだと察して、二人の間に入り込んだ。


そして、必死にリッドを落ち着かせるために説得を始めた。


「リッド‼ お前がそこまで怒るのであれば必ず理由があるはずだ。まず、話すのだ‼」


「そうだ、リッド殿‼ ノリスが何を言ったのかわからぬがそこまでの怒り、ノリスの行いによほどの無礼があったのだろう? ノリス‼ 貴様はリッド殿に何をいったのだ‼」


父上は僕に優しくハッキリ言った。


エリアスは僕に最初は優しくいうと、近くで捕らえられているノリスに怒気を込めて言った。


その様子にノリスは諦め悪く、怯えた顔で言い訳をした。


「し、知りません‼ その化け物が、的に魔法を撃てと言ったら途端にそのような……」


「痴れ者が‼ この状況でまだ白を切るつもりか‼」


「お前が言わないなら、僕が言ってやる‼ お前は、僕の家族。母上とメル。そしてバルディア家の皆に手を出すと言った‼ お前だけは、お前だけは許すものかぁぁぁあああ‼」


僕が怒り狂って叫んだ瞬間、僕の中にある魔力が感情に呼応するように放出された。


「なっ‼」いきなり放出された魔力の衝撃波で父上とエリアスはその場から吹っ飛んだ。


そして、僕はノリスを抑えている二人に叫んだ。


「二人とも、そこをどいて、どいてよ‼」


ディアナとルーベンスは二人で頷きあうと覚悟の表情でリッドに言った。


「なりません‼ たとえどのような理由があろうとも、怒りに身を任せて人を殺めるなど絶対にあってはなりません‼」


「リッド様、ご自分を取り戻してください‼」


「……‼」


その時、後ろから僕と同じぐらいの少女が抱きついてきた、ファラだ。


ファラの後からレイシスもやってきた。


「リッド様、なりません。このような方法でノリスを断罪してはなりません‼」


「そうだ‼ 君が直接手を下して罰する必要はない‼」


そして、僕とノリスの間に入って来た新たな人影、アスナだ。


彼女を見た瞬間ノリスが安堵したような顔で言い放った。


「ア、アスナ殿‼ その腰にある刀であの化け物を切ってくれ‼」


アスナはノリスの言う通り腰に刀を帯刀していた。


だが、ノリスの言葉に嫌悪感に満ちた顔して彼に吐き捨てた。


「黙れ、下郎‼ 貴様の為では断じてない‼ 貴様のような小悪党をリッド様に殺させない為だ‼」


ノリスに対して言い終えると、アスナは優しくリッドに言った。


「リッド様が手を下すまでもありません。私が彼に引導を渡しましょう……‼」


そういうとアスナはノリスに振り返り、腰にある刀を力なく握った。


そして、抑えている二人に彼から離れるように言った。


二人が離れるとノリスとアスナの間には誰もいなくなった。


「な、なにをするつもりだ⁉」


「いったはずだ……リッド様に成り代わり、貴様に引導を渡すと‼」


その瞬間、彼女はノリスに向かって、目にも止まらぬ速さで刀を抜いた。


居合だ。


「ヒィ‼」


ノリスの情けない声が響くが、彼に外傷はない。


だが、彼の髪の毛の上部が「はらはら」と落ちていく。


アスナはノリスの髪の毛だけを居合で切ったのだ。


ノリスの姿はいわゆる河童のように滑稽な姿になっていた。


アスナは鋭い目でさらに睨みつけると言った。


「次は両腕。次は両足。最後に首だ。さぁ、覚悟は良いか……‼」


アスナの目は完全に光が無くなっていた。


それは彼女が集中しきったことの証明でもあるが、声には激しい怒気が含まれていた。


この異様な状況にレナルーテの兵士達はリッドを中心に彼らを取り囲んでいる。


(何故だ‼ 何故、助けが来ないのだ⁉ 私はあの方の言われた通りにリッドを怒らせたというのに‼)


だが、この場で彼を助けに来る者は誰もいない。


ノリスは彼なりに大混乱していた。


だが、時間はもうない。


彼は、決してやってはならない竜の髭を撫で虎の尾を踏む行為に及んだ。


最後通告というように、アスナは彼に吐き捨てるように言いながら再度、刀を握った。


「……両腕がいらないようだな‼」


「ま、まて‼ 私が悪かった‼ リッド殿言うことはすべて……ほ、本当だ……」


ノリスは言いながら意気消沈となっていった。


その言葉を待っていたと言わんばかりに、ライナーとエリアスが後ろから現れた。


「ノリス、貴様にはあとでたっぷり話がある……リッド殿、申し訳なかった。娘の婚姻相手となる、家族に手を出そうとする家臣がいようとは……申し訳ない」


エリアスは言いながらリッドに頭を下げて謝罪した。エリアスの様子を見て、レイシスもリッドの前に出て、頭を下げて謝罪した。


「申し訳ない。リッド殿、私が言える立場ではないがどうか怒りを収めて欲しい‼」


「リッド、罪人を裁くために法がある。気持ちはわかるが……お前の個人の感情だけの問題ではない。怒りを収めるのだ」


「父上……」


父上は僕に諭すように優しく言葉をかけてくれた。


そして、僕に後ろから抱き着いているファラも優しく言ってくれた。


「リッド様、我が国の家臣が大変失礼なことを致しました。ですが、どうか、どうか私に免じてお許し頂けないでしょうか?」


僕はファラと皆の言葉で怒りの感情が冷めていくのを感じて呟いた。


「……わかった。ありがとう……騒がしくしてごめんね……」


そして、頭上に浮いている巨大な火球をそのまま、空に向かって解き放った。


その瞬間、あたりに凄まじい轟音が鳴り響いた。


だが、火球が空高くに飛んでいくに従い、やがて音は止んでいった。


その様子にその場にいた誰もが胸を撫でおろし安堵した。


その中、ライナーはリッドに呆れたように言った。


「あのような大規模魔法を習得しているとは聞いていないぞ……」


父上の言葉に誤りがあったので僕は指摘した。


「父上、あれは大規模魔法ではありません。ただのファイアーボールです」


その言葉に周りにいた面々は驚愕して絶句した。


ただ、その後のことを、僕はあまり覚えていない。


何故なら父上に指摘したあと、魔力を使い果たして気を失ったからだ。

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