そうは言っても、本音としては、ね・・・
今年1月まで放映されていた、トロピカル~ジュプリキュアのキュアパパイアになる一之瀬みのりという少女のこと。
読書が好きで、小説を書くのが好きな少女。
でも、書いた小説を文芸部の先輩に酷評され、文芸部を退部して小説を書くこともやめていたけど、1年間、トロピカる部とかいう世にもわけのわからん部活動をすることでいろいろあった挙句、また、小説を書き始めたという次第。
ちなみにその1年間のプリキュアの話の中では、小説のトリックやら何やらを使って変な形で事件を解決しようとしたり(名付けて、「名探偵みのりん」)、いささか困り者なこともしてくれましたけど、まあ、それはいいとしましょう。
しかしね、彼女のように、小説を読むのが「好き」で、それが高じて「書く」ことに入っていける人って、なんか、うらやましいね。
そうして書かれた彼女の小説は、ひょっとすると、プロ野球選手の本塁打の打球で例えれば、大下弘さんや田淵幸一さんのような、美しい放物線で外野席に運ばれていくような感じのものじゃないかなと、思ったりもする。
それに引き換え、私のように「物書きとして世に出るための手段」という色合いの濃い作家の作品というのは、そうじゃなくて、こんな感じね。
例えば、野村克也さんや山内一弘さんの本塁打のような、きちんと計って外野席に打ち込んでいくような感じのもの。もっとそれが緻密化すると、王貞治さんの一本足打法から生み出される、ライトスタンドの一角に確実に打込まれる打球かな。
なおこれは、どちらがいい悪いの問題じゃないけどね。
それはともあれ、好きで小説が書ける人って、うらやましいね、ある意味。
好きな球団にドラフトで指名されて入団するのも、それと同じような感じかな。
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