生誕

ももいくれあ

第1話

毎朝、襲ってくる不安と孤独に、

気がつけば、安定剤に伸びる手が、

頬を伝う灰色のしずくが、

それが今の私なのだと改めて思いしらされる。


崩れるくらいの強い愛で、

 誰かに抱きしめてほしくて、

そして、ほんとに壊れてしまえば、

 どれだけ幸せでラクなのだろうかと。。。


そんな朝を迎える度に、

 私は少しずつ強くなっていった。

ひとりで闘う覚悟に向けて、

 これからやって来る、

 もっと大きな孤独と不安と 

不安定な自分自身と、

闘う覚悟が、できているのだと。。

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生誕 ももいくれあ @Kureamomoi

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