　以前、唐揚げにレモン汁かけますかって言うのを話題にした事が有って、私の好みとしては味のアクセントとしてとってもインパクトのあるレモンは勿論かけるという結論をお届けしたんですが、実はここ最近それが揺らいでまして……いや、モモ唐揚げにレモンは今でも必須とは思ってるんですが、それを上回る逸品を見つけ出してしまった、と言う事なんですよ。

　さて、それは何か、ふふふふ、実は『マヨネーズ』しかも七味を吸っこし混ぜたマヨネーズ、これで唐揚げをいただくのにハマってまして……なんか、コレステロールオーバーで体に悪そうだねぇって思われる方も多そうな気がしますが、そういう認識が最近変わってるらしいのですよね。

『ベジファースト（ベジタブルファースト）』って言う考え方はここ最近かなり浸透してて、野菜から食べ始めると野菜の食物繊維が血糖値の上昇を抑えてくれるので糖尿病予防になるうえに消化を助け、腸内環境を整える働きを促進してくれる、満腹感を感じやすくなり、結果として他のカロリーの高い食べ物の摂取量が減るのでダイエットできる可能性が高くなる、野菜に含まれるビタミンやミネラルが、肉や魚といったたんぱく質と一緒に摂ることで吸収率が上がる（これはあくまで可能性だそうですよ）等々、いろんなメリットがあるみたいです。

　ところが、これとほぼ同じ効果を、脂っぽい物から食べるのもこれと似たような効果があるって言う話が有るんですよね。『ファットファースト』つて呼ばれてる考え方で、油（脂肪分）は消化が遅くて胃の中に留まる時間が長い特性があり。油を含む食べ物を先に食べると、その後に食べた炭水化物の吸収がゆっくりとなり、血糖値の急激な上昇が抑えられるんだそうです。特にしナッツやアボカドなどのヘルシーな脂肪を含む食品を先に食べる事で食事量全体を満腹感を促進することでダイエット効果が得られるって言う事も有るんだそうですよ。

　ただ、脂分はやっぱカロリー高くてベジファーストとは効果がやっぱり微妙に違うらしくてもろ手を挙げて賛成できる考え方ではなさそうです。

　なんてぇ事は私には全く関係ないお話で、私が追及するのはあくまで美味しいか美味しくないか、その一点に集約されるわけですよ、多少体に悪くても美味しければそれが全てを凌駕する、そこに辿り着いたりする訳です。

　唐揚げにマヨ、以前から噂には聞いてたんですが、ある日唐揚げ食べようとして冷蔵庫にレモンが無かった、そして扉のポケットに放置されてたマヨネーズとち調味料入れの中に放り投げられてた七味唐辛子の瓶、それを見て悪い心がむくむくと沸き上がり、躊躇する事無く唐揚げにつけて一口頂いてみた瞬間、瞳がきらりと光りまして。唐揚げには当分これしかないと言う事になってしまいました。鶏モモ唐揚げのジューシーな肉質と脂の旨味をマヨのマイルドなんだけど濃厚な旨味が上手に包み込んでくれる上に七味のピリッとした刺激が食欲連鎖をしっかりと繋いでくれる、唐揚げ＋マヨ、当分この組み合わせから逃れられそうにありませんし、付け合わせにレタスなんかを添えたりすると、しゃきしゃきとした食感が私の心を鷲掴みにして話してくれることは有りません。

　唐揚げ→ビール唐揚げ→ビール、この悪魔的な連鎖反応は私をその内側に閉じ込めて正に一心不乱と言う言葉を実感させてくれる気がします。この三角関係は黄金比と言っても良いでしょう、悪魔の組み合わせにどっぷりハマった私は、定期的に通ってるお医者さんで血液検査をするたびに、なにやってんだてめぇって！！って頭ごなしに怒られる日々が、きっと続くんでしょうね。ふんだ、トランス脂肪酸なんて怖くないもんね……ってホントか？