71.チョコレートボンボンの誘惑

 さて、間も無くバレンタインデーですね。一時期よりはチョコレートって騒がなくなりギフトも多肢に渡る様になって来たみたいですが、でもやっぱりバレンタインデーの主役は日本ではチョコレート。ここ最近は自分用に買い求める方も数多い様ですね。そりゃあ、スペシャルなチョコレートが期間限定で色々発売されるんだからチョコレート大好きな人にとっては正にお祭り騒ぎと言っても良いのでしょうね。色とりどりのパッケージに包まれたチョコレート、見ているだけで胸が躍ります。


 そもそも、バレンタインデーにチョコレートと言う風習を日本に定着させたのは『株式会社メリーチョコレートカムパニー』って言うチョコレート菓子が主力製品の、東京都大田区大森西に本社を置く日本の洋菓子メーカーなんだそうです。このメーカー様が1958年にバレンタインデーにはチョコレートを贈ろうと言うキャンペーンを打ち出して、1960年代以降、テレビや雑誌などのメディアでバレンタインデーが取り上げられるようになりチョコレートを贈る文化が更に広まって行ったんだそうです。


 それ以前は手紙や花束、手作りのお菓子やハンカチやマフラーなどの雑貨もバレンタインデーのプレゼントとして贈られていたんだそうで、これと言って困ったものは無かったみたいですね。ただ、『告白の言葉』が一番の贈り物だった様でこの辺は現代でも見習ったほうがいいんじゃないかしら?日本人は察しと思いやりの民族と言われますが、察しだけじゃぁ愛は伝わらないんじゃぁないかなぁなんて思ったりもするのですよ。直接自分の口から『好きです』とか『愛してます』って勇気を奮って言ってみるのが良いんじゃないかなぁ。皆様のバレンタインデーが素敵な物になります様に。


 さて、私が好きなチョコレートはずばり中に洋酒が詰まったチョコレートボンボン。子供の頃からこれが好きで私の酒飲み人生はこれが起源になってるんじゃないかなって気がします。甘いチョコレートでコーティングを歯でプチンと噛んだ瞬間、とろんと流れ出るブランデーやウィスキーの刺激的なと言うか大人な味覚がたまらなくてなんかしょっちゅう食べてたような気がします。


 でも、最近あんまり見ないですよねチョコレートボンボン。季節限定で発売されてる物が有るには有るんですが年がら年中見なくなったのは子供が食べたらヤバいんじゃないかって言う配慮がひょっとしたら有るのかしら?一応アルコールは飛ばしてあるものが多いんですが、中にはアルコール度数3%なんて言う物が有って、これ食べたら車運転しちゃダメよって言う注意書きが有るものも有るんですよね。


 でも私はそういうのが好き。勿論、酔っ払うほどの量は入っていないから一つや二つ食べたところで活動に支障が出るような酔い方をする訳はないんですが、子供にとってはやっぱり影響が大きいのかも知れませんね。


 甘いけどほんのり毒があるみたいな雰囲気の食べ物チョコレートボンボン。これからも好んで食べていくことでしょう。体壊してお酒飲めなくなってもこれだけは食べてそうな気がします。

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