49.天ぷら蕎麦・かき揚げ蕎麦

前回の天ぷらの回で天ぷら蕎麦が好きと言うご感想を頂いたのでそこからちょっと書き綴ってみたいと思います。


私の認識って結構曖昧で、天ぷら蕎麦とかき揚げ蕎麦はごっちゃの存在になってます。でも、一般的に認識としてはこんな感じなのかな。


■天ぷら蕎麦

・天ぷらそばは、野菜や魚、海産物を衣を付けて油で揚げた料理と組み合わせた蕎麦の事。

・天ぷらは、エビ、アスパラガス、ナス、カボチャ等々の具材を揚げて使う。天ぷらが蕎麦の上にのっていることが一般的で、そばつゆや薬味とともに提供される。

・一般的に、そばつゆは蕎麦の風味を引き立てるために、煮干しや昆布をベースにしたものが使用される。


■かき揚げ蕎麦

・そばの上に『かき揚げ』と呼ばれる、魚や野菜を衣を付けて揚げたものが載せられた蕎麦料理。

・かき揚げは、さまざまな食材を使って作られるが、海老や野菜がよく使用される。

・かき揚げは、そばの上に乗せられ、その上から薬味やだしをかけて提供される。

・かき揚げそばのつゆも、一般的には蕎麦の風味を引き立てるだしをベースにしているが、地域によって風味が異なる事が有る。


要するに、両方の料理は揚げ物が主要な特徴なんですが、天ぷら蕎麦は天ぷらが蕎麦の上に乗っていて、かき揚げ蕎麦はかき揚げが蕎麦の上に乗せられてる。と言う感じでしょうか。こう言う感じで列挙してみるとなんか当たり前のことを並べただけに見えますね。でも、私の中ではごっちゃなんです。


そもそもなんでそんな事になってるかと言うと『天ぷら』と『かき揚げ』がごっちゃになってるからなんでしょうね。なんでか、私の亡き母様がごっちゃにしてたからと言うのが一番の原因なんじゃないかなぁ。人のせいにしてなんか心苦しいのですが子供の頃にそういう記憶を植え付けられると大人になっても意外とそれを引っ張っちゃうもので、特に食べ物って、その家庭独特の習わしみたいなものが有るじゃないですか。


それが悪い訳では無いんですが、ある程度正確な情報を子供に与えてあげないと社会に出てから、あれって思ってカルチャーショックを受ける事が有ったりなんだりすると思います。それが私にとっては天ぷらとかき揚げの関係だったりする訳ですね。青森から埼玉に出てきて蕎麦屋さんで天ぷら蕎麦注文して出てきたのがかき揚げそばじゃなくてえび天蕎麦だった事に驚いた事を今でもはっきり覚えています。


かき揚げそばのかき揚げでご飯食べるの好きなんですよね。蕎麦は勿論あったかい奴で、それゆえつゆが染みて少し緩くなったかき揚げをご飯に乗せてはふはふと頂くんですが、つゆの旨みにかき揚げの脂が少し染み出してコクが加わってご飯の味を引き立ててくれて。


これって、お店で食べるかき揚げそばじゃなくてカップ麺のかき揚げそばでも美味しいんですよね。特に後乗せさくさくタイプの奴って、独特の香ばしさが残っててご飯ととってもよく合います。ぜひ一度お試しいただくのを強く推奨したりなんかします。


あんまりお行儀のよい食べ方では有りませんが、お行儀の良くない食べ方って、どうしてこう美味しい物が多いんでしょ。天ぷら蕎麦もかき揚げ蕎麦ももう大好きでたまりません、ああ、なんか衝動的に食べたくなってしまいました。

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