12.焼売にはなに付けます?

先日、ラジオを聞いてて、ああって思ったことが有るんですよ。もう、同意しかない感覚で、それが何かと言いますと、『焼売しゅうまい』にはソースというお話なんですよ。


これは今年から新しく始まった、文化放送でこの春新しく始まった『くにまる食堂』と言う番組の中、ゲスト出演された『グッチ裕三』さんのお言葉です。ああ、焼売にソース、魅惑的ですね。そして、これは少数意見なのかもしれませんが、日本の食文化としてしっかりと根付いている証拠ではないでしょうか。


焼売にはお醤油と辛子って言うのが一般的で揺るぎ無い立場を確立してるんだと思います。ただ、南の地方、特に四国、九州地方に行きますと『酢醤油』という意見が圧倒的になるみたいなんですよ。


焼売に酢醤油かぁ、やったことないなぁ。今度試してみよう、胡椒も入れたら更に美味しくなりそうですね。ひょっとしたら餃子と同じような感覚なんでしょうか、中国料理ですしね。


焼売は勿論中国料理で北京市・山西省・広東省・山東省・浙江省・江蘇省等、各地に広く普及しているんだそうです。豚の挽肉と白菜などの野菜を主体とし、練り合わせて味付けしたあんを中身にし、薄い小麦粉の皮で短い円柱状に包み、蒸籠や蒸し器などで蒸かして仕上げる料理、好みで酢・醤油・辛子などをつけて食べる。と言うのがウィキペディア情報です。日本で辛子醤油や酢醤油で食べる習慣は、焼売と共に、しっかりと中国から伝わってたわけですね。


じゃぁ、なんで焼売にソースと言う文化が生まれたのか・・・自分なりに考察してみたんですが、こんな理由が有るんじゃないかなっていう結論に達しました。


焼売が日本に伝わったのが昭和30年代に入ってからで、最初に提供されたのはどうも学校給食が始まりだったようですが、私は食べた記憶がないぞって、年代がずれてるだけかもしれませんが。この時に、焼売の上にグリーンピースを乗せる習慣も始まったみたいです。どうやら、ショートケーキをイメージしたらしいんですが、なんか違いますよね。焼売に乗せるグリーンピースは今や絶滅危惧種と化したようで、昨今、ほとんど見られないみたいです。


で、この給食で出された焼売、材料は主に『豚挽肉と玉ねぎのみじん切り』が使われてた訳ですね。さて、ここが問題なんですよ。豚挽肉と玉ねぎのみじん切り、これで想像できる別の料理、有りません?


そう、ハンバーグ……


見た目は中国料理なのかもしれませんが中身はどちらかと言うと洋食に近い。従って、お醤油漬けるよりもソース付けたほうが美味しいじゃん、というところから焼売にソースという文化が生まれたんじゃないかなって、ホントにあくまで私個人の見解ですが、そう思ったりなんかしてます。白菜にソースは合わないじゃん。


今でも日本の焼売の中身って、伝わった当時とあんまり変わってないんじゃないかなって気がします。ハンバーグは焼く、焼売は蒸す、それだけの差で仕上がりはあんまり変わらないんじゃないのかなぁ。ハンバーグだって蒸し焼きにするでしょ?だから私はこれからも焼売はソースでいただきたいと思います。


でも、辛子醤油や酢醤油に浮気することは有ると思います。と、いうか、時々やってます…うん、信念が浅い奴なんです……

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