第43話 終わり
はい、今日はここまで。
子ども「えー、もっと話聞きたいよー」
もう夜も遅いし早く寝なさい
子ども「わかったよ、マザー」
よしよし偉いわね。
子ども「マザー、僕大きくなったら冒険者になるんだ」
そっか、なら早く大きくならないとね。
子ども「うん‼︎おやすみなさい」
はい、おやすみ。
子どもは寝息を立て始め私も準備を始めた。
私が子どもに話していたのは私がまだ小さかった頃の話だ。
隕石からこの街を守ったあの日から魔法使いの価値観が変わった。
私のお父さんの功績もあり。そして、この街を救った事も関係している
私はふと空を見上げると薄っすら膜が見える。
あれから二十年ほどたったが、私は子供たちにこの話をして、子供たちは冒険者を目指し時には魔法使いの学校を行くということもした。
二十年しかたってないのに卒業していった子供たちは十人もいる。
そして、私はギルドに入った
ギルドに入り掲示板をみていると、、、
???「遅かったな。シオン」
不意に後ろから声をかけられた
シオン「お兄、、、アキラさん」
アキラ「おいおい。そろそろ、お兄ちゃん呼びをやめてくれよ?」
それは正直悪いと思っている
リリ「いいじゃん、昔から読んでるんだし」
アキラさんの後ろからひょっこっとリリさんが出てきた
アキラ「まぁ、いいや。とりあえずリリのクエストに行くぞー」
アキラさんはAランクの紙を取り受付に渡した。
アキラ「そういえば、聞く必要がないだろうが子供たちはどうだ?」
リリ「元気にしてるよ」
最初は十五歳の時に捨てられた子供を見て拾ったのが最初だった。なんていうか、親近感を覚えたのが原因だろう。
サニー「このクエストですね。わかりました」
アキラさんの担当のサニーさんは大丈夫だろうという顔で依頼を許可した。
当たり前だろうなぜなら、二人とも立派なS級ランクの冒険者なのだから。
アキラさんに関しては私の魔力を見込んで師匠として魔法を教えてくれている。
今回はドラゴンの討伐らしい
リリ「アキラってトシヤさんに似てきたよね?」
アキラ「そうか?まぁ、それもまたいいだろう」
前では私の憧れが楽しそうに会話をしている
私は一歩前に歩み寄り一緒に歩き出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます