人は何故気づかない

人は何故気付かない

誰かが辛いと叫んでも、この世は見向きもしないのです。

誰かが助けてと叫んでも、誰も手を差し伸べてはくれないのです。

そんな世界に人間は絶望し、今日も何百と言う命が消えていくのでしょう。

なぜ人は無くしてから気付くのでしょう。

どうして亡くす前に気づけないのでしょう。

死んでから「頑張ったね」と

死んでから「辛かったね」と

いなくなってから「何もできなかった」と。

その言葉をどうして生きている間に言ってあげられなかったのでしょう。

届かなくなってからじゃ、もう遅いと言うのに。

たった一言を求め今日も人間は生きているのです。

ではなぜ失ってから気付くのでしょう。

それは自分のことで精一杯だからだと僕は思うのです。

そんな世の中に僕を流されながらも生きていくのです。