第9話 秋の決戦

通商同盟側、軍事同盟側の秋の決戦。

左翼外側に布陣、このペガサス騎兵2000人、グリフィン騎兵1000人、騎兵400人、歩兵600人のバリスタ戦車、対空バリスタ戦車、カタパルト戦車の102両が揃う。

シン

「威力偵察も、まだまだかな」

ラシェルガ

「戦力は不安定ですね」

アミュルシア

「軍事同盟側の海側ガサイ王国はやや少ない、ライザ王国はやや多い」

チャルク

「前に逃がした援軍、来てないね」

シン

「多分、ガサイ王国は戦力の温存に走ったな、対したライザ王国は戦力を集めた決戦に望む」

チャルク

「足並みが揃わない」

シン

「そうだな、現状のライザ王国が本隊に等しい、ガサイ王国は右翼、右翼外側と、遊撃もなしとは、ふむ」

戦力の駒に単純化、このライザ王国は本隊、左翼、左翼外側、遊撃を並べ。

ガサイ王国は左翼、左翼外側を並べ。

真正面からの決戦に、通商同盟側は七万2000人を配置した。

ガサイ王国、ライザ王国の兵力は伸び悩み、この総員は50000人。

数の上では通商同盟側が勝つ形。

シン傭兵団は4000人、この大半が修行半分の騎士見習いに近い側。

シン

「威力偵察といく、バリスタ戦車、カタパルト戦車は攻撃用意、ペガサス騎兵、グリフィン騎兵は投下用意、騎兵は馬上槍用意」

攻める形、この接触した側は後退、この投下を嫌う形、カタパルト戦車の投石、バリスタ戦車の射撃、騎兵の馬上槍。

この攻防戦、この威力偵察の帰還後に連絡を重ね、この逃げる兵力を逆手に右翼へと進軍、このペガサス騎兵、グリフィン騎兵の油投下、バリスタ戦車、カタパルト戦車の火弾攻撃、この対空バリスタ戦車は暇だからと左翼外側を攻撃命令。

引火した左翼は脆く、この後の進軍とライザ王国本隊に接触、この総攻撃を重ねた。

シン

「強固、だが、これで落ちる」

隕石招来を発動、この隕石が直撃の本隊の大半が吹き飛ぶ。

決戦の形、この総攻撃にライザ王国は総崩れ、支えるガサイ王国部隊は総崩れを阻止するも、手酷い戦死を築き大敗した。

この2回目の敗北、このガサイ王国、ライザ王国の束ねる軍事同盟側は、多くに言える混乱と、軍事同盟側の弱体化、このガサイ王国の押さえる海洋に於いての力の弱体化は、ライザ王国の束ねる内陸からの圧力を防ぐ力はなく、このライザ王国に侵攻した聖軍、ガサイ王国に侵攻した自由がレオン軍。

時は同じく、遥か東方に於いての大国の冥、この同盟国のカーネーション王国、ハーレム帝国の軍事同盟締結により、東方は群雄割拠となる。

この影響は波紋となり、南方を経由した西岸に波及。

軍事の増強が決定された。

アガネード城塞都市シン傭兵団は、戦力を増強、この志願者も多い為に傭兵団としては異例な13000人を数えた。

アガネード城塞都市の拠点を固めるシン傭兵団、この練習、訓練、演習の日々。

冬の初日、基本的な通商同盟側の傭兵団、この雇用先は通商同盟側となる。

面会人の話、予約と要件の話となる。

面会人の女性

「要件はシン傭兵団を雇いたいです」

シン

「軍事契約上、不可能です」

沈黙。

シン

「先ずは通商同盟側のアガネード城塞都市伯爵家軍将軍と交渉を、契約上の上官ですので」

このお取り引き、この面会人の女性、この将軍と交渉、この構成員の出身から不可能と拒否を受けた。

自由業の傭兵は存在するも、シン傭兵団は契約上からアガネード城塞都市伯爵家軍将軍と結んだ契約上の書面取引から、途中に雇う事は不可能な軍事契約を結んでいた。

つまりハニートラップに雇う側ではない、また再雇用は解散後、この為に軍事契約上は騎士見習いも了解の訓練主体となる。

ペガサス騎兵、グリフィン騎兵、バリスタ戦車、カタパルト戦車、対空バリスタ戦車を要した傭兵団はシン傭兵団位、厳密な制空権を争う戦場に、ハニートラップでは金額が足りない、先ずの資金面から頓挫する莫大な資金面を、攻略するには最高級娼婦でも足りない金額の工面となる。

女性にありがちなハニートラップ思想、厳密には女性すら冷静に計算する奴隷商人より、冷静に計算する社会の現実があり、ハニートラップでは足りないと決定は変わらない莫大な資金を肉体には払えない現実がある。

奴隷少女のラシェルガ、アミュルシア、チャルクは金貨と言う金額帯、この売春は金額に支払う金額帯となる証に等しい。

奴隷は財産、代わりに税金はない、生き物も家畜とは異なり、ペットとも違う。

主ははたらけば税金がある、当然に傭兵は働けば税金がある、この仕組み上の莫大な資金をハニートラップでは負担を超過する現実にあり、ハニートラップでは変える力の限界は最高級娼婦の現実的な限界、費用面の最高額、この傭兵は厳密には民間人、だが軍籍を有した軍人でもあり、厳密には正規軍の支えれない範囲を担う職業軍人の扱い、逆に知識に乏しい側は盗賊と軍人の違いがわからない。

ハニートラップの限界は最高級娼婦が決定に等しい限界額、この範囲を越えたハニートラップは成り立たない現実にあり、この限界がある為に売春の値段も、酒場の女性の値段も決定されるも、傭兵は厳密には軍籍のある職業軍人の為に軍規試験も存在するれっきとしたも、一般知識には存在しない為に盗賊と区別できない男女は大半に言えた。

この知識の限界の為に最高級娼婦の定める範囲はある意味の保護の範囲、この範囲の外はあり得ない社会の外側、この為に一般に言えた範囲を奴隷が担う、この為に法の内側は最高級娼婦、法の外側を定めるのは奴隷商人でもあった。

厳密には女性が体と資金の交換を可能とする売春、だが、奴隷は生涯雇用、この為に武装は当たり前、この為に忠誠心も当たり前、代わりにない沢山がある。

法の内側にハニートラップは成立する安全面がある社会、この範囲の内側に傭兵達は暮らし、この範囲の外側に盗賊達は暮らし、この範囲の外側に海賊は暮らし、この範囲の外側に山賊は暮らし。

法の基本的は等価交換、だが、定める範囲の逸脱を様々な仕組みから、この名前を犯罪者と呼んだも、この範囲を得ない側が傭兵達でもあった。

ハニートラップの成立は法の内側、この範囲の外側は傭兵達の軍事力の業界、この業界に近い、盗賊、海賊、山賊となる。

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