第6話 資金から興した傭兵団
金貨十万枚を担保に興した傭兵団、若い男女は集まらない、様々なわけありが入る。
主要な武器は練習用の木製の武具、実戦用の鉄製の武具、切り札の鋼製の武具。
男性600人、女性100人の傭兵団。
この歩兵の練習と、馬の騎兵の練習、この女性用にペガサス騎兵の練習がある。
シン
「傭兵団の場合、関係上の兵員輸送商会の利用、この支払い、他に武具の修理以下の兵站の商会の支払いがある」
ラシェルガ
「成る程」
アミュルシア
「はい」
チャルク
「へー」
シン
「傭兵団は男性用の歩兵、騎兵、女性用のペガサス騎兵がある、ひとまずは十分だ」
ラシェルガ
「女性用のペガサス騎兵の理由はなんですか?」
シン
「体格か軽い、男性より軽いから向くんだ」
ラシェルガ
「成る程」
シン
「道楽に始めた傭兵団だが、実績は皆無、代わりに資金が豊富、また芋、豆、養鶏は副業に生産して売却だ」
ラシェルガ
「分かりました」
シン
「今は肉と塩とチーズとパン、まあまあの水準だ」
アミュルシア
「成る程」
シン
「まあ、ワインが出る位が上級だしな」
元気になるチャルク。
忙しい日常と、騒がしい日々、シンは香辛料を扱う交易商人以上に、他の分野の仕事や、大会の企画、様々な交渉事、政治面、外交面の事、この大きな流れを作った切っ掛けは通商同盟、この南方に配置した軍団と簡易砦二個と高低差を利用した関所一個。
水路建設に沸く国内、この波紋は通商の世界に大きなうねりを築いた。
海の国は内陸に味方二ヶ国、内陸の国二個は南北以外に軍を押す理由がない位に隙のない通商同盟。
総合的な計画より進んだ事により、中継国家となったバネシュー王国は、内陸交易の大きな市場を築き、この水路建設は内陸と海の市場を築き、この通商の利益は高い利害関係を築いた。
城塞都市アガネードのシン傭兵団、この人数は700人も、ペガサス騎兵100人が所属する空軍に位置した。
三人の奴隷少女と、傭兵団を率いるシンは精霊鉄、精霊水、精霊氷を売る商人でもある。
正規魔術師の経験から、宮廷魔術師の経験から、元王子の経験から、元男爵次男坊の経験から、このうねりは大戦の切っ掛けと判断の入る通商同盟兼軍事同盟の形。
練習の日々、ダンジョンの訓練の日々、この収入源と、精霊鉄を売った資金に買った魔法道具の対魔の護符、自然治癒力強化の腕輪。
人員の募集は説明会、説得、交渉を重ねた集団書面取引。
この若者も参加した300人の追加と、馬100頭、ペガサス百頭の購入。
千名となった後、芋、豆、養鶏の日々、ダンジョンの魔玉回収作業の日々、この他に練習の日々、この流れとうねりは、他の町に傭兵団を興させた。
男性800人、女性200人、この空軍に属したペガサス騎兵200騎を動かした。
ヘルムのレザー、アーマーのレザー、小手の鉄製、靴の鉄製、スカートの鉄製。
歩兵用の大盾兵、長槍兵、長弓兵、バリスタ兵、カタパルト兵、クロスボウ兵、長斧兵、戟兵、この練習の日々。
騎兵は刀剣のサーベル、馬上槍、馬上盾、この防具も軽い軽装が主体。
ペガサス騎兵は刀剣のサーベル、馬上槍、馬上盾、この投下用の土嚢20kg二個。
レベルは段階的に上昇、この平均値は13に位置した。
火計用のバリスタ兵、カタパルト兵も用意と練習の日々。
傭兵団を興した半年後、3ヶ国通商同盟に対する牽制の南方より、軍事同盟の二ヶ国の宣戦布告がもたらされた。
戦場には兵員輸送商会、この移動と、普段は騒がしい側も大人しい。
シン
「うーん、魔法防御は1、体力強化の指輪に体力は1、自然治癒力強化の腕輪に自然治癒力は2、ペガサス騎兵は200騎、騎兵は400騎、歩兵は400人」
ラシェルガ
「いかがなされた?」
シン
「いやな、消耗戦の場合、ペガサス騎兵200騎は精鋭になる、とすると騎兵400騎は惜しいも地上戦に主力になる、必然的に歩兵は補佐に近いか、射撃か、バリスタや、カタパルトの打撃か、割りと使う様な、使わない様な、複雑な微妙があるな」
ラシェルガ
「歩兵のない戦場はありません」
シン
「そこだよな、歩兵と騎兵は勝ち目は薄い、ペガサス騎兵の様な飛兵とも薄い訳だな」
ラシェルガ
「兵を脅かさないように」
シン
「つまりだ、騎兵を主力にしたら、野戦の主力は機動力を生かした突撃力、ペガサス騎兵の投下用土嚢だな、余る歩兵は射撃か、打撃か、間合いは無理がある、射程距離の戦いになるな」
ラシェルガ
「だとしても歩兵のない戦場はあり得ません」
シン
「そこだよな、敵側も同じだ訳だ、空軍に勝てるとは思わん、だが、騎兵とペガサス騎兵の相性から、多少はいけるかな」
ラシェルガ
「戦場に油断はなりません」
アミュルシア
「皆、緊張してる」
チャルク
「帰ろうよ」
シン
「まあまあ、兵員輸送商会の移動中だし、策を練るかな」
地図と偵察、この往復と、相手側の戦力の判明、この千人単位の最小化。
左翼外側に布陣、この歩兵用にバリスタ戦車、カタパルト戦車、長弓を選択、騎兵は馬上槍4mを選択、ペガサス騎兵はサーベルと土嚢を選択。
バリスタ戦車、カタパルト戦車は歩兵五名を投入した80両。
騎兵、ペガサス騎兵は待機。
シン
「威力偵察といくか、バリスタ戦車、カタパルト戦車は前進、騎兵、ペガサス騎兵は前進」
全身を覆う鎧と防具類、このシンを先頭に前進、この出方を見る戦いに、相手側は長槍を並べたも、バリスタ戦車の射撃、カタパルト戦車の投石、ペガサス騎兵の投下に苦戦。
シン
「あー、成る程ね、長槍を並べて、ひとまずは妥協か、安いな」
高い攻撃を可能にしたシン傭兵団の前進、この長槍兵は苦戦、この為に長弓兵が支援射撃、このバリスタ戦車の射撃、カタパルト戦車の投石、ペガサス騎兵の投下が重なる。
シン
「長弓か、そろそろ退くぞ」
退却、この後に挨拶回りにいき、この威力偵察は長弓の話となる。
将軍
「シン傭兵団団長シン殿、ペガサス騎兵を長弓は撃ったか?」
シン
「そこだよな、螺旋に上昇、ペガサス騎兵の下を素通り、ペガサス騎兵の投下土嚢が当たる当たる」
将軍
「そうか」
シン
「長弓は千人用意したも、騎兵の馬上槍は無視、歩兵のバリスタ戦車、カタパルト戦車は無視」
将軍
「ほう、無視か」
シン
「ペガサス騎兵が大嫌いだな、嫌われたもんだ」
将軍
「成る程、ペガサス騎兵重視とはな」
シン
「打開策とは言わんも、バリスタ戦車、カタパルト戦車に火計用を用意してる」
将軍
「それは」
シン
「長弓は焼き払う」
将軍
「ふむ、頼む」
話し合いも進む。
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