第47話 訪問者
私は、今日起きるといつものように朝食を食べた。
そして、買い出しに行こうとすると、なぜかインターホンが鳴った。
私は「どなたですか?」と聞いた。
すると、「この高校の卒業生です」という声が聞かれた。
「今行きます」
私はそう言って、廃校の校門まで行った。
「ここって、今どんな感じになっていますか?」
校門の外で待っていた女性の方は、私に質問をしてきた。
私は「今は、廃校になっていて、私はここを買い取って、住んでいます」と言った。
すると「もしよろしければ、校内を見せてください」と言われた。
「結構片づけちゃったりしていますが、それでもよろしければどうぞ見てください」と言った。
そして、私は訪問した女性を拠点である保健室まで連れて行った。
「あなたの名前を教えてください」
そう女性の人から言われた。
私は「田口 小百合です」と答えた。
「ありがとうございます。私は
「今日は、何か用事かあったのですか?」
「久しぶりに母校に行こうと思ったら、廃校になっていました」
私たちはしばらく拠点の保健室で話をしてから「私、少し着替えてきます」と言って、この廃校の制服に着替えた。
そして、佐藤小百合さんのところまで戻ると「田口さん、この廃校の制服似合っています」と佐藤さんが私のことをほめてくれた。
そして、二人でまずは図書室に行った。
すると、佐藤さんがこの廃校の本のことについていろいろと語ってくれた。
そして、南館の屋上に行くと、佐藤さんは屋上での思い出を教えてくれた。
その後、私は佐藤さんにこの廃校の本を一冊あげた。
すると、佐藤さんは喜んでいた。
そして、今度は佐藤さんの一年生の時の教室まで行った。
すると、佐藤さんが「私、ここの教室をで高校生活最初の一年を過ごしたことが今でも思い出します」と言った。
そして、二年生の時の教室と三年生の時の教室まで行った。
そのあとも何か所か行って、12時頃になった。
「もしよろしければ、昼食食べていきますか?」
私はそう聞いた。
すると、佐藤さんは「いいんですか! お願いします」と言った。
そして、私は佐藤さんと学習室で昼食を食べた。
そしても午後からも校内の施設を廻った。
そして、一周回って、保健室までつくと、佐藤さんは「今日は本当にありがとうございました」と言った。
「きっと、高校生活は一生に一度しかないので、またここに来たいときは、いつでもお越しください」と言った。
すると、佐藤さんはとても喜んでいた。
「ありがとうございます」
そうして、私は廃校の校門まで佐藤さんを連れて行った。
そして「もしよろしければ、私のSNSも見てみてください」と言って、ついでに連絡先も交換した。
そして、佐藤さんが帰ると、一気に廃校は静かになった。
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