第15話 6人での勉強会

 今日は久しぶりの土曜日だった。

朝起きると真希ちゃんたちのグループのラインから通知が来ていた。

「小百合ちゃん、今日の午後1時に集合でいい?」

私はOKのスタンプを送信した。さらに、場所がわからない人のために「わからない人は『雨宮高校』と調べてね」と送信した。

 今日の午前中は職員室のところを掃除することにした。

私はこの廃校の体操服に着替えて職員室に向かった。

 職員室に着くと、私はまず鍵が置いてある場所を全部掃除した。

そして、おそらく教頭先生が使っていたであろう机を清掃した。

その机を清掃し終わると携帯電話の着信音がなった。

「もしもし 田口小百合です」

「もしもし、野村真希です」

「小百合ちゃん、着いたよ」

「あ、もうこんな時間だ!今から向かうから待ってて」

私はそう言って電話を切ってから門まで向かった。

 「今から拠点になっている保健室に行くから私についてきてね」

私はそう言って保健室まで案内した。

「いつも勉強しているのこの机だよ」

「こんなところで集中できるの?」

そう嶺衣奈ちゃんが言ったので「まあまあできるって感じ」と言った。

「あと、勉強会やる部屋はこの部屋じゃないよ。今から案内するね」

「はい」

 そして私は今まで真希ちゃんが自習できるようにしていた二階の学習室Aとその隣の3-4の鍵を開けてそこで自習できるようにした。

「意外に雨宮東高校とそっくりだね」

そう紗稀ちゃんが言った。

「でも、屋上の景色はとてもきれいだよ」

「見てみたいな~」

「みんなが勉強頑張ったら見せてあげるね」

「ありがとう」

「それじゃあ私は昼食を食べるからみんなは勉強頑張ってね」と言って私は保健室に行ってカップ焼きそばを食べた。

 そして私はカップ焼きそばを食べ終わるとみんなが勉強をしている教室に行った。

すると、みんな勉強に集中していた。

 私は空いている席でこの土日の課題をやって、そこから古典の小テスト対策を行った。

 そして、午後五時ごろになると真希ちゃんたちは「もうそろそろ帰ろうかな」と言ったので私は「帰る前に屋上の景色だけ見てかない?」

「小百合ちゃん見せてくれるの?」

そう嶺衣奈ちゃんが言った。

「だって今日勉強頑張ってたじゃん」

「私についてきてね」

 私はそう言ってみんなを屋上まで連れて行った。

そして、みんなで屋上の景色を堪能した。

「屋上めっちゃ綺麗だね」

 そして日が暮れるまでみんなで雑談をした。

「また今度みんなで遊べたら遊ぼうね」

「うん」

 そうして私はみんなを門まで送り届けた。

そして私は部屋の電気がついていないかを確認して施錠した。

 そして私は夕食を食べてから今日も早めに寝た。

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