登場人物紹介その22 ワドル・ルノー将軍



名前:ワドル・ルノー

年齢:52才

性別:男

種族:人間族


使命:ファリス帝国の発展のために尽力する。ルード征服。

職業:帝国軍第七師団将軍、帝国貴族、帝国騎士。

趣味:絵画鑑賞、音楽鑑賞、美食、会食。



好きなこと:美しいもの、金、美味しい料理、休暇。

嫌いなこと:亜人種、蛮族、バルモア系兵士。


略歴

ファリス王国の貴族として生まれる。

バルモア連邦から近しい土地であったため、東方諸国の海賊たちの被害を目撃しながら育つ。

徐々に東方海賊たちの所業が荒々しいものになっていったため、少年時代から出会ったこともない東方諸部族に怒りを抱えていた。

騎士を目指し街の道場に通うと同時に、船商いをしていた祖父から数学や地理を教え込まれる。

祖父、船の遭難で死亡。

ルノー、海に対して嫌悪感を募らせる、同時に東方諸部族へのイメージもルノーの中で悪化。海とバルモアを重ねるようになる。

ファリス王国の騎士に任命される。

ファリス王国の騎士として従軍。

各地で武勲をあげて、有能な騎士として名を広め、指揮官としても頭角を現していく。

大陸でも十本の指に入る騎士と称された。

ユアンダートから将軍に任命される。

ファリスの東、沿岸諸国との戦争を勝ち抜いていく。

バルモアのガルーナ侵攻が起きたときにはバルモア連邦との戦いを望むが、ユアンダートはルノーをファリス本国にとどめた。

ガルーナ滅亡、ルノーはユアンダートに恐れを抱くも、自身を出世させてくれたユアンダートを非難することはなかった。

バルモアとの交渉を見守りつつも、バルモアの脅威をユアンダートに説く。

バルモア吸収後、ユアンダートから第七師団『ザイツリン』の将軍に任命される。

第七師団、侵略戦争で活躍、ファリス帝国の領土拡大に貢献。

帝国軍第七師団、旧バルモア連邦軍兵士から成る『ヴァイレイト』を帯同して軍事行動をすることが多くなる。

ルノー、『ヴァイレイト』のガーゼット・クラウリーに過酷な暗殺任務を与え続ける。

第七師団、ルード王国の攻略を命じられ、西へと出発。




将来の夢:ルノー家を帝国の中核を成す貴族に!



・見た目

超えて太った体を持つ中年男性です。かつて偉大な戦士であったころはスマートでしたが、貴族として会食を繰り返すことで太っていきました。今でも剣を振る訓練はたまに行い、かつての冴えを周りに披露することもありますが、長く動き続けると息が続かない。


視線は鋭く、歴戦の雄であることを感じさせはするときもある。口周りに豊かなヒゲが生えている。



・性格

元々は無骨な性格をしていましたが、出世と同時に政治屋の顔を持つようになっていきました。強い敵を求めて国外に飛び出していた時代は過去のもので、ここまで帝国が巨大化すればリスクある戦争はもうないと考えていました。

ルノーの目的は、帝国貴族として適切に振る舞うことで、ユアンダートに逆らうことはなく、ユアンダートの権力拡大を指示する有力貴族の一人として振る舞いました。見返りを求めた行動であり、見え透いた態度ですがユアンダートは気に入っています。自分に従順な古くからの有力貴族は安心できる存在です。


美食を好み、大商人たちとの会食を繰り返すルノー。領土拡張戦争における経済的な利権に深く関わることで、自身が当主であるルノー家の発展に大きく寄与しました。




・武器

剣術と槍術を得意とし、太ってはいますが乗馬も楽々こなします。


軍略は攻撃を得意とし、多で少を攻める戦術を得意とします。ルード王国軍を国境の封鎖で『城を集中的に守らせておいて』、一気に短時間で攻め落とそうと企んでいました。決戦の場を作ることに長けた将軍です。




・家族

妻に多くの子供たちに恵まれている。

最近、初孫が生まれていた。

愛人などはいない。



ルノーの世界観

ルノーにとって世界はユアンダートが支配した天下です。ユアンダートがバルモア連邦と秘密裡に結託し、ガルーナを裏切ったとき、ユアンダートが世界を支配する王になるのではないかと期待しました。

自分の器を悟り、ユアンダートに仕える騎士として生きていくべきだと考え直すきっかけになります。ユアンダートに恐怖と尊敬を抱き、そして見返りを求めて従順に行動することを選んだ帝国人らしい人物です。


巨大帝国を築いていく上司を懸命に支えた忠臣とも言えます。ルノーは一般人に近い精神を持つ優れた軍人であり政治家であり貴族です。能力は高いのですが、世界帝国を築くような上司の前には、流されて組み込まれることを自ら選びました。



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