登場人物紹介その10 カミラ・ブリーズ



※第三章から登場のキャラクターです。


※ネタバレがお嫌いな方は、第三章をお読み終えたあとでお楽しみください!




名前 カミラ・ブリーズ

年齢 19才

性別 女性

種族 人間/吸血鬼 ※先天的な種族は人間ですが、後天的に吸血鬼化。


使命:ソルジェさまに恩返しする。愛に生きる!強い自分になりたい!

職業:猟兵、農家、吸血鬼医療家。

趣味:買い物、家事、楽器演奏。


好きなこと:ソルジェさま!子供、動物、日常的な行い、がんばること。

嫌いなこと:吸血鬼、弱い自分、強者に屈すること。


将来の夢:ソルジェさまと結婚!幸せになりたい。


略歴

山深い寒村で生まれる。

ブドウの収穫で生計を立てる村で、農業に従事、自然や動物に囲まれて健やかに育つ。

ある女吸血鬼に村が襲撃され、囚われの身となる。

ソルジェ、ガルフが吸血鬼と交戦、死闘の末に倒す。

カミラ、吸血鬼の呪いを受けてしまい、呪われた存在、吸血鬼になる。

村の住民の多くが死亡していたこと、吸血鬼化したカミラには吸血鬼への恐怖が残る村に残れないこともあり、『パンジャール猟兵団』に猟兵として雇われる。

ガルフに師事し、猟兵としての鍛錬を行う。

ガルフ死後、ソルジェに団長としても絶対の忠誠を誓う。



・見た目

金色の長い髪をポニーテールにまとめています。瞳の色はアメジスト色。ロロカに次ぐ巨乳で、素朴ながら色気のある田舎の美少女。吸血鬼であるため、背中から黒い翼を生やして空を飛ぶことも可能。



・性格

自分を救ってくれたソルジェのことを絶対視している。恋愛感情と命の恩人ということの二つがソルジェへの想いの強さとなっている。

ソルジェへの愛が何よりも優先されているが、基本的に素朴でマジメな田舎娘。世間のことをあまり知らず、自分の育った田舎の環境を物差しにしがち。おだやかで、ほがらかな性格をしていて、子供、動物が好き。


吸血鬼であることを物語の序盤では受け入れかねていて、自らを過小評価しているところがあった。


弱い自分が嫌いである。吸血鬼になっている時点で最強の領域の生き物であるが、猟兵たちと比べれば圧倒的に技術不足であり、戦士としての未熟さに自覚があり、焦りを抱いている。

一人称を『自分』と呼ぶのは、強い戦士になろうと演じているため。過去を捨てたいとも考えているため。

感情が高ぶれば、本来の『私』という一人称を使う。



・武器

吸血鬼と化したときに『闇』の魔力を会得している。その魔力は常にカミラの身体能力を常人の数倍から十数倍の域に高めているため、ただの体術が達人も及ばぬ威力となる。達人でも避けれぬ速さで、達人でも耐え切れない『ただのパンチ』が放たれる。


第五属性『闇』。物語世界における五番目の属性であり、あらゆる魔力の属性を統べる力があります。具体的には魔力と魔術を吸収してしまいます。ヒトには扱うコトは出来ず、吸血鬼のみが使える圧倒的に強い属性です。


カミラはどんな高レベルの魔術師と戦ったとしても、魔術で傷を負うことはありません。魔力を吸い取ってしまうからです。

吸血鬼カミラ・ブリーズは、無敵の身体能力と完璧な魔術耐性を持っています。


吸血鬼の特有の技として、無数の『コウモリ』に分身して空を飛ぶことも可能です。また血をコントロールできるため、瀕死の重傷者の止血や、止まりかけた心臓を鼓動させるという救命処置も行えます。

物語の進展と同時に、カミラも猟兵、吸血鬼として多くの力を身に着けて行きます。呪われた力も使いようだと、ソルジェに学ぶことで。



・家族

両親と祖父母と暮らしていましたが、くだんの吸血鬼により全員が殺されてしまい天涯孤独の身となっています。

その痛みが吸血鬼となってしまった自分を責めることにもつながっています。『自分』という一人称は、仮面を作ることで現実の苦痛から逃れるための理想の戦士を作ろうとしたことです。

※この物語の登場人物は、およそ演技をしています。不思議な口調な人物ほど、本当の自分が嫌い、というネタも隠されています。



・カミラの世界観

カミラにとって世界は闇です。

中心にソルジェがいて、その周りに大切な者たちが輝いて見えています。

その輝きに『吸血鬼』に堕ちてしまった自分が救われる方法を探し求めています。


その一方で、希望を得ることで世界は異なる様相に変わっていけます。本来、明るい性格であり単純かつ素直なカミラが、苦悩や劣等感から解放されたとき、世界の全てが光に満ちます。


呪われた力であったとしても、見返りが与えられなかったとしても、カミラはそんなことを気にせず、嫌いなはずの吸血鬼としての力を振るってでも、世界にある輝くものを守ろうとします。


それはソルジェたち愛情を注ぐべきものであったり、死に瀕しているあらゆる人々であったりもします。

カミラにとって世界とは、闇であると同時に光です。世界はカミラの心次第で意味と光景を変えていきます。

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