登場人物紹介その5 シャーロン・ドーチェ


名前 シャーロン・ドーチェ 別名多数

年齢 二十代半ば

性別 男

種族 人間族


使命:恋人でもあるルード王国の女王クラリスを守る。

職業:猟兵、恋愛小説家、詩人、密偵。

趣味:小説・詩の執筆、リュートなど楽器の演奏、デリカシーに欠いた取材。


好きなこと:クラリス。友人たちと遊ぶ。楽器の演奏。読書、芸術鑑賞全般。愛。運命。

嫌いなこと:嘘。


略歴

ルード王国の特殊な家系に生まれる。

後の女王クラリス・エルズ・ルードと共に海外留学、主従を超えた恋愛関係になる。

逃亡奴隷、『ピアノの旦那』と出会い、『ルードの狐』に招く。

各地を密偵として旅して回る。

ソルジェと出会い、スカウトされる。

猟兵としても活動する。

ソルジェに新しい仕事を持ってくる……。




・外見

金髪碧眼で童顔の美青年。体格も大きくはなく、細身であり女性にも間違えられそうな見た目。かなりの美青年であり、黙っていれば自動的にモテるような人物。


ただし本人は女王クラリス一筋であるため、わざと女性に嫌われるような言動を選んでもいます。セクハラめいた言葉を使うときは、遠ざけようとしているからです。



・性格

人をからかうことを大いに好むトラブルメーカー。真顔でセクハラをする。ふざけた言動が多く、誠実さには欠く印象を周囲に与えています。


本性は高度な訓練を受けた、使命感にあふれる密偵。あらゆる行動を計算している人物です。


合理的な行動を取れるものの、それは訓練と使命から来るものであるため、どこか反発したくもあるものでした。そのため、シャーロンは合理的な行いよりも、感情、偶発的な運命を好むロマンチストとしての性格も持っています。


知識量は多く、人心掌握や分析能力は密偵として、そして吟遊詩人という旅芸人的な放浪をするうちに磨き上げられていきました。人の内心を見抜く力は強く、それをくすぐり誘導することを得意としています。



・武器

レイピアなど軽い武器を使った戦闘術。煙幕や手投げの爆弾も使う。魔術もそれなりにこなすが、手の内は極力、見せないように心がける。

変装術も得意。ソルジェの変装の演技指導も行うことがあります。


戦闘能力は高く、幻惑する動きで相手の実力を封じたり、戦力を奪う剣術の技巧を得意としたり、一対一での戦闘、暗殺を得意としている人物です。


情報操作、情報収集。敵陣の中に入り込んだり、吟遊詩人として社会に溶け込み、情報戦を行います。『パンジャール猟兵団』の強さや有能さを世間に流すことで、敵を怯ませたり、誤情報を使いこなすことで『パンジャール猟兵団』を攻撃されることから遠ざけたりもします。



将来の夢は、『ソルジェをガルーナ王にすること』、『復興したガルーナとルード王国のあいだに同盟を築き、どちらの国も長く存続させること』。



・家族

密偵の父親、有能な義理の姉、死亡した妹がいます。

妹の死があるため、ミアのことを妹のようにおもっています。

お互いに妹を亡くしたことがあるため、そこもソルジェに共感を抱くきっかけになっています。



・シャーロンの世界観

シャーロンにとって世界の中心はクラリスです。クラリスのために生きることが与えられた使命でしたが、結果としてそれは自分でも納得し信じられる運命になっています。

ふざけた言動と表情には表れることはありませんが、密偵としての覚悟は誰よりも強く、実際のところは使命感の塊のような人物です。


クラリスの有能さを信じてもいるため、クラリスが正しいことを出来る状況を用意することさえできれば、世界は改善される方向に進み始めると信じています。


戦いと策謀に誰より近い人生を進んでいる一方で、芸術など人類が生み出した『美』に対しての評価は高いものです。


ソルジェの生き様に美を見ているからこそ、ソルジェをクラリスに次ぐレベルで大切に想っています。


シャーロンは自由に生きることを求めてもいません。義務の内側にいて、それを果たすことが世界においての貢献であると信じています。

詩や小説をシャーロンが作る理由は、世界にある美しさを表現し、示したいからというだけで、自己表現の部分からは少し離れています。

それゆえ、自分が『本物の芸術家』ではないと理解しつつも、それに近づきたいという本能も確かにあるため、あがくように官能小説まがいの恋愛小説を書いています。

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