登場人物紹介その2 リエル・ハーヴェル


名前 リエル・ハーヴェル

年齢 17~18才

性別 女

種族 森のエルフ族


使命:森のエルフの王族として帝国に報復を成す。森のエルフの王族として気高く生きる。

職業:猟兵、薬草医、森のエルフの姫、『マージェ/竜ゼファーの母親代わり』。

趣味:狩り、早起きしての散歩、ゼファーと遊ぶ。


好きなもの:ソルジェ、ゼファー、弓の手入れ、狩り、花、気高い行い、野菜を多く使った料理。

嫌いなもの:帝国、臆病者、スケベなこと!



略歴

森のエルフの王族として生まれる。

森のエルフたちの土地を帝国軍が侵略、戦火に巻き込まれるもソルジェに助けられる。

数年後、帝国への報復と命の恩人であるソルジェを探しに森を出発。

ガルフ・コルテスと遭遇、勧誘される。

ソルジェと再会。

ソルジェはリエルのことを覚えていなかった。

『パンジャール猟兵団』に参加する。



・外見

銀色の長い髪に、翡翠色の瞳。長い耳をした美少女エルフ。冷静で落ち着いた表情をしていることが多いが、あわてると感情的になる。表情と立ち居振る舞いは、森のエルフの王族として、また強い戦士であることを望んでいるため、意識的に作っている。

森のエルフの特徴として体温が人間族の平均よりも少し高い。

大きな瞳でじっと見つめてくる。



・武器

弓の名手です。作中では最強の弓使いとして君臨します。剣術、格闘術、追跡術、狩猟術にも長けている。弓を始め、武術の師匠は故郷の森に住む『じいや』でした。森のエルフきっての有能な戦士に、幼少時から英才教育を受けています。


また最強の魔術師の一人でもあります。この世界において人が使うことを許された魔術は、『炎』、『風』、『雷』の三つですが、リエルはその全ての属性を完璧に使いこなせる才能があります。


魔術を使えるかどうかは才能が決め、どれだけの属性を使用可能なのかも先天的なものです。後天的な努力では、魔術の才能が増えることはありません。小さな炎を起こす程度の魔術を使える者も、数十人に一人。戦闘で使える威力の魔術に至れば、数百人に一人。リエルのようなレベルは数千万人に一人、作中最強の天才魔術師なのがリエルです。


魔術を使うための魔力は血液に宿っているため、子供のころより成長した体の方がより多くの魔力を持っています。エルフ族はその魔力の量で、種族における平均値で他を寄せ付けないほどハイレベルです。


薬草医として『森のエルフの秘薬』を作れます。

血止めの秘薬、造血の秘薬などで、失血性ショック死を治療することが、この物語の中で最高の『回復方法』となります。なお『回復魔法』という存在は、ございません。医学『的』な方法での治療を試みることになります。


毒薬の知識も持っているため、毒を『風』で運び大勢に化学的な攻撃も行えます。これはガルフからの入れ知恵です。



・性格

クールであろうとして背伸びしている少女です。マジメで努力家、保守的な人物。本当は甘えん坊。

森のエルフの王族として、序列やしきたりにはこだわります。

年上の女性猟兵であるシアン・ヴァティ、ロロカ・シャーネルのことを敬っていて、二人と話すときは口調も変える。ゼファーに『母親』ぶろうとしているときも口調を変えます。


役割を全うすることを好む一方、それほど賢くはなく、短気なところもあります。

ゼファー加入後は徐々に作っている仮面が薄まり、本来の少女らしさが表に出てくるようになります。


本来の幼さを『理想の振る舞い』で包み隠し、大人ぶろうとしている。物語の進展と同時に大人ぶろうとする行いを改めはして、より本来の自分に戻っていきます。年齢相応の子供っぽさも表に出るようになります。


大人ぶろうとした原因は、恋愛対象のソルジェが年上であることと、『パンジャール猟兵団』の前団長であるガルフ・コルテスが死亡したことで、自分も成長して団を支えなくては、という覚悟からです。マジメさ以上に、責任感が強い性格を持っています。


森のエルフの王族であることに自信と誇りを持っていて、姫として大切に育てられた結果、過剰なまでの自己肯定を身に宿す。

傲慢な上から目線で世の中を見てしまうことがありますが、能力を考えれば当然だと反省することもありません。


有能である自分は周りの支えにならなければいけない、と考えています。

物語の序盤では恋愛経験が無いため、ソルジェのスケベさを理解できないところもありました。

命を助けてもらったソルジェに抱いた感情が、恋愛のそれだと理解するまでに数年はかかる純情な乙女です。


理想主義者であるため、堕落全般に対して拒否感を持っていますが、社交のための飲酒や楽しみ、祭りに対しては許すべきだと考えています。



・家族

森のエルフの王族として、勇敢で高潔な父親、賢く美しい母親のもとに生まれる。妹がいる。

故郷では大切にされて育てられているため、リエルは鋼の自己肯定を持つ。森のエルフの王族は有能さを示すために『ドヤ顔』を行う。



・リエルの世界観

リエルには自分中心に世界が見えていましたが、帝国という外敵からの侵略に晒されたことで、自分たちの弱さ、儚さを知ることになります。ですが、絶対的な自信家であるため、あらゆる障害が自分たちの努力で越えられると信じているのです。


それゆえ、努力と切磋琢磨、前進を忘れません。

希望を失わなければ、それを追い求めれば必ず世界は変わるのだという自信を持っています。


政治的な考えはあまり強くは持っていませんが、敵を倒して自分たちの信じる道を進むことが何よりも正しいという戦士的な発想を持っています。

リエルにとって世界とは自分たちで勝ち取り、守り、作り上げていくものです。

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