たかが詩じゃないか

詩音 悠

『夏の終わり』

夏の終わり 去りゆく君  

秋の気配を身にまとってる

陽の光も柔らかくなり 影も長くなった

空の色も変わったよね 君の心の色のように

君は僕の手を振り払い 冷たい視線を投げた

僕を責めるように

理由などないのと 君は言うけれど

僕には分からない 

長かった夏の果てを 嚙み締めるように 

君との愛の日々 胸によみがえる



君と二人 待ちわびてた

秋の風はどこか冷たくて

肩をすくめ歩く一人きり 夜も長くなった

街の色も変わったよね 君の瞳の色のように

君は僕の目を覗き込み 冷たく震えていたね

僕に苛立つように

理由などないのと 君は言うけれど

僕には分からない

短かった愛の果てを 確かめるように

君との愛の日々 胸に問いかける


長かった夏の果てを 嚙み締めるように

君との愛の日々 胸によみがえる

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たかが詩じゃないか 詩音 悠 @special12

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