【9】

沖縄の中学校で学級委員になったから、クラスの話し合いとかの司会を前に出てやっていると、ある女子の子が、前で立ってる自分に対してドキドキして顔を赤くしてるの、わかってきて、みんなにもそのドキドキが伝わっていって、教室中に知れわたった感じになった。「きむきむも、わかってるわょね」って他の女子から思われてるみたいだった。教室の前で立ってる自分にも、よくわかった。沖縄の女の子も、みんな情熱的というか、感情が豊かというか、感情が素直に出てくるというか、沖縄の風土のように、沖縄の風土に影響を受けて、みんな感情もめっちゃ強く開放的なように思われた。沖縄のことも、めっちゃ好きになってきた。沖縄の独特な人たちも。沖縄っていう島そのものも。街の雰囲気も。沖縄の人はみんな沖縄らしいんだけど、それぞれの人の個性をみな大切にする。自分が女子っぽかったとしても、そのままで良いんだっていうような。担任の先生も情熱的だから、自分に対しても、もっと積極性を持たせようと、学校の委員会での離島でのキャンプとかにも積極的に参加するように勧めてくれている。せっかく本土から沖縄の中学に来たんだから、沖縄にもっとどんどん触れさせてあげたいと常に考えてくれている。確かに自分は協調性があまりなくて、学校でのみんなとのキャンプ活動のようなものは苦手なほうだったのは自分でもわかってた。でも本当は自分もみんなと一緒に積極的に参加していきたいなあっていう気持ちは前々から強く持ってた。先生はそれもわかってくれてて、なんとか自分の弱い点を強いものに変えていきたいと思ってくれてるのも伝わってきた。中2で沖縄の中学に来てから自分もかなり変わりつつあったのを毎日学校に通いながら感じてた。ただ自分は女子といるほうが好きで、女子の友達のほうが多かったし、自分自身女子みたいなのはずっと変わってないけども。そういう自分自身を持ち続けながら、自分を変えていきたいところは沖縄の中学で変えていこうと、そんなふうに考えながら、2年間、沖縄の中学校に行けるんだろうなあと思ってたら、中3になる時に 大阪の祖父母の家に行って そこから大阪の中学に通うことになった。両親はまだ沖縄で仕事してたから 自分も中3になっても沖縄にいるのかなと思ってたけど 中3で沖縄にいると 今度 転校のタイミングで 高校進学とかで大変になるから っていう理由で 自分は中3からは大阪の祖父母の家に住みつつ 大阪の中学に行くように両親から言われた。

沖縄の中学では 好きな女子も出来たし 自分のことを好きに思ってくれる女子もいたし 両想いで相思相愛みたいな感じだった女子もいたから 中3で よりお互いの仲も深まっていくかなあと思ってたのに。もしかしたら その子と結婚したりするかもなあと そうなったら良いなあとも思ってたのに。

担任の先生も良き先生で 普通は3年時に 組替えをするんだけど 中2の自分らのクラスは仲が良いから 中3でも 組替えしないで そのままのクラスでいくようにするって言ってくれてたのに。

沖縄の高校でも良いなあと 自分では思ってて 工芸科のある高校に行って 芸術大学に行くのも良いなあと 思ってた。

沖縄にずっと住んでても良いのになあと 自分では思ってたのに。

夏休みには家族で西表島にも行った。住んでたのは那覇市だったから船で石垣島行って、そこからまた船で西表島まで。夜空の星が凄かった。天ノ川まで はっきりと見えた。本当に川のようだなあと。星星で出来てる まさに天空の川のようだなあと。数人のお姉さんのグループも同じ民宿に泊まってて ドアをトントンって たたいて 開けてみたら お姉さんたちいて でも お姉さんたちは自分のこと見て 「まだ中学生なら ちょっと早いなあ」って思ってるみたいだった。自分はお姉さんたちの中に 裸で飛び込んで行きたかったけども。お姉さんたちの中で もみくちゃにされたかったんだけども。星たちはめっちゃきれいで凄くて そんな星を見れてるのは貴重なことだったのに 中2の自分には 星のきれいさよりも お姉さんたちの えっちな からだのほうに はるかに興味あったんだよなあ。

家で自分1人になると 家にある雑誌やらスポーツ新聞やらの えっちな お姉さんの写真をあさって 見まくっていた。

シャワーを浴びてても 下半身にシャワーを持っていくと気持ち良くなって ついつい 強く あてて しまっていた。

中学でも 女子ばっかりに興味あって いつも女子のそばにいたかったし 女子と話をしてたかったし 体育の着替えも女子と一緒にしたかったし 体育も女子と一緒にしたかった。沖縄の中学にも色んなタイプの女子いたけど みんな どの子もかわいくて好きだった。沖縄は独立した1つの島で とても開放的で そんな島の女子や お姉さんたちのこと めっちゃ好きだったのにーっ。

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