第3話 でも、なぜ、「サポーター」なんだろう?
第2話に続いて、IR情報などの公開情報をもとに、眉唾モノの推論を続けていきたいと思います。
先日、2022年3月1日にカクヨムさんはオープン6周年を迎えました。第3話になっちゃいましたが、おめでとうございます。
さて、第2話では、サポーターなんて仕組みを作ったのは、コアファンを持つ作者さんを発掘したいからでは? と、考えたところまでお話ししました。
より正確に補足すると、サポパスという仕組みを通して、作者さんの元へコアファンになってくれる読者を集めたい。作者さんが、読者に支えられて、執筆活動を続けられるように支援したい。そういうことなのかな? と、思います。
実は、「サポーター」って言葉、たぶん、これが最初じゃないです。
KADOKAWAさんの公式オンラインショップ、ガドカワストアに、
『KADOKAWA 井上伸一郎に聞く
-WEB発の新ジャンル 新文芸-カドナビ Special Articles』
と、いう記事があります。
冒頭に、2015 年10 月10 日(土)に「カドカワBOOKS」が創刊ってありますから、カクヨムさんのティザーサイトができる直前の記事です。この記事の最後に、カクヨムさんのことを指していると思われる記述もあります。
で、また抜粋で引用ですけど
『KADOKAWA では、このようなUGC(ユーザージェネレイテッドコンテンツ)から生まれた小説群を「新文芸」と名付け、新たなジャンルとして展開させていくことを決定した。KADOKAWA の考える新文芸とはどのようなものなのか。担当役員である井上伸一郎に話を聞いた。』
と、あります。この記事は、そういう趣旨のモノらしいのです。
※6年も前の記事なので、役職等は当時のものです※
で、この中にあるポイントと思われる一文を抜粋すると、
『読者もまた著者のサポーターとして、一緒に作品を完成させていくような雰囲気がありますよね。つまり、著者と読者との距離がものすごく近いんです。』
と。
6年も経っていますし、当時とは役員や執行体制も変化しています。カクヨムさんを実際に運用して、データや知見も蓄積していると思います。
なので、いまも6年前とそのまま同じ考え方とは限りませんが、カクヨムさんを作ると決めた時点で、『読者もまた著者のサポーターとして、一緒に作品を完成させていく』という考え方を持っていたようなのです。
だから、カクヨムさん、スタートした時点では、第1回カクヨムコンのランキングを自動表示する機能すらなかったのに、フォロー機能は用意されていました。
だから、限定近況ノートをサポーターに公開する仕組みにしたんだと思います。
読者と作者さんの距離を近づけて、一緒に作品を完成させること。
それが、サポパスの本当の役割なのかも―― そう、思うのです。
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