マリンファイト・総合バトル③
ヒュンッ!ヒュンッヒュンッヒュンッ!
俺の横ギリギリを何度もすり抜けていく矢。
矢を放っているヤツ全員、俺を狙ってるな。
他の全員もマークされてる。
弓は俺を。スナイパーは紫苑を。銃は一星を。剣は将生を。槍は廉を。
伊織はたまに攻撃を受ける俺たちを必死に回復させてくれてる。
「よっ、ほっ」
俺はぴょんっと岩から岩に着地する。
そして所々にいる弓担当を剣で倒す。
たまにスナイパーもいるから倒す。
岩に隠れながら移動する。
これの繰り返しだ。
ちなみに槍担当に会って倒そうとしたら即座に槍投げられて倒されかけた。
伊織が回復させてくれたからいいんだけど。
陽太はたまたま別のところを狙っていたから、簡単に倒すことができた。
「ふう〜。弓、全制覇!」
俺がそう言って岩の上に立ち、剣を振り上げると、ヒュンッとスナイパーの弾が飛んでくる。
「おわっ。油断大敵ってヤツ?」
他のとこ助けに行くか?
と思い、周りを見る。一番まずいのは、紫苑だな。
槍は命中するのが難しいから、構えている最中にスナイパーの弾がどんどん飛んできて倒すスキがない。
「大丈夫か、紫苑」
「大丈夫ではねえな。少しは倒せたんだが」
「そっか。じゃ、倒してくる!」
「え?囮になればいいってことか?」
さすが紫苑は理解が早い。
俺は紫苑に向かって頷く。
そしてぴょんっと木の上に乗った。
この木には、スナイパーがいる。
「こんにちは!」
とん。
スナイパーが俺の声に反応して後ろを振り返った時には、もう遅い。
俺の剣の刃はもう敵に当たっているのだから。
そのままどんどん倒す。
ほぼのスナイパーが紫苑の方を向いていたから、紫苑がうまくやってくれたみたいだ。
その後全員倒して、俺と紫苑はVサインを交わした。
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