ハヤトのカフェタイム・チーズドリア

「はあ、さむ……」


俺・三村みむら隼斗はやとは、とあるカフェに駆け込んだ。

店名は、『merci』というらしい。

店内は暖かく、窓側の席に座った。


「注文はっと……」


机にあったメニューを手に取る。

軽食しようと思ったのだが、メニューを見た途端急に食欲が湧いてきた。

おお、どれも美味しそうなんだが!

今は寒かったので、暖かいものが食べたい。

そこで目に入った一つのメニュー。

それは、チーズドリアだ。


「すいませーん」

「はーい!」


俺の声を聞きつけた店員がやってくる。


「注文いいですか?」


頷いた店員をみて、俺は注文を続けた。


「じゃあ、『ほかほかとろりチーズドリア』一つと、ホットココア一つお願いします」

「かしこまりました。確認します。チーズドリアが一つ。ホットココアが一つ。以上でよろしいでしょうか」

「はい」


ホットココアは追加だ。

『ほかほかとろりチーズドリア』は、メニュー名。


そして、しばらく待った頃。


「お待たせいたしました!」


運ばれてきたチーズドリアとホットココア。

待たされたのは、ここのお店が人気だからだろう。

前の新聞?雑誌?に、特集が載っていた。


「いただきます!」


俺はチーズドリアにスプーンを入れる。

そして口に運んだ。


「うま」


シンプルにつぶやく。

ほかほかで温かいドリアに、とろりとしたチーズがあう。

パセリがかかっていてオシャレでもあって、一度食べると止まらなくなる。


ぱくぱくぱくぱく。


「あ、もうない……?」


食べすぎて、すぐなくなってしまった。

最後にチーズで油っこくなった口をホットココアで口直し。

ここ、いいな。

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カフェご飯は何にする? 雨夏 @mirukukoka

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