中級ダンジョン侵入

 ダンジョンの準備をし終え風呂に入りしっぽりヤった後、夕飯を食べ明日のダンジョン探索に備えゆっくり休んだ。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ゴーン  ゴーン


「・・・ふぁ〜、おはよう」


「おはようございます、ご主人様」


「おはよう、ご主人様」


 6時の鐘の音で起きるとソフィアとエイミーは先に起きて装備の調整をしていた。


「さてと、顔を洗ったら素振りをするか」


「「はい」」


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「「「フッ!フッ!フッ!」」」


 俺が顔を洗い終わったタイミングで、ソフィアとエイミーが装備の調整を終え、宿の中庭で俺は木刀をソフィアは短剣をエイミーは体術の鍛錬をしていた。


「ソフィア、もうちょっと脇を締めて」


「はい」


「エイミー、空間魔法で重力を強くしたがどうだ?

 もうちょっと強くても良いか?」


「ええ、もうちょっと強くても良いわ」


 俺はソフィアに短剣の使い方を教え、エイミーには空間魔法で重力を掛け、体力の増強を図っている。


「良し、じゃあもうちょっと強くするぞ」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ゴーン  ゴーン


 それから一時間、じっくり鍛錬をして6時の鐘が鳴った。


「良し、汗を流したら飯を食べてギルドに行くぞ」


「はい」


「分かったわ」


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 それから、風呂に入り汗を流した後朝飯を食べてギルドに到着した。


「おう、アッシュ。

 おはよう、今日は中級ダンジョンに行くんだろ?

 稼げる依頼取っといたぜ」


「おはよう、ジャスト。

 助かる、それで何の依頼だ?」


「中級ダンジョンで序盤の稼ぎはやっぱりオークが一番だ。

 睾丸は精力剤に肉は食料になるから捨てる所がない最高の魔物だ。

 後はウェポンアントだな。

 外皮は軽鎧に牙や脚は剣や短剣になるからこの2匹を優先して狩ればもっと稼げるぜ」


 俺は余りに美味しい依頼に取り置きをして置いて良いのか聞いた。


「マジか、だが良いのか?そんな美味しい依頼を取って置いて他の冒険者に恨まれるのはゴメンなんだが」


「気にするな、ギルドとしては優秀な冒険者に良い依頼を回して冒険者に経験を積ませるのもギルドの仕事だからな」


「そうなのか、それじゃあ有り難くその依頼を受けるよ」


「了解だ、そしたらギルドカードを出してもらって良いか?・・・良し、依頼受注完了だ。

 気をつけてな」


「ああ、行ってくる」


「「行ってきます」」


 それから冒険者ギルドを出て神殿に行き、中級ダンジョンの地図を全階層分買いダンジョンに侵入した。


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「ここが中級ダンジョンですか。

 初級ダンジョンより強い気配が沢山ありますね」


 中級ダンジョンに入り直ぐにソフィアが感想を漏らす。


「そりゃそうだろ、ダンジョンのランクが上がれば上がるほどスポーン率が上がるらしいからな。

 俺も初めての中級ダンジョンだ、お前達も気をつけろよ、それじゃあ行くぞ」


「「はい!」」

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