初めての報酬 ???視点
ふぅ、さっぱりしたな。
後はギルドに行って金を貰ったら、スケルトンナイトの事を報告して、キースたちと飯だな。
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「よっ、ジャスト終わったか?」
ジャストが受付で書類仕事をしていた。
「ん?おお、終わってるぞ。
それとギルド長がスケルトンナイトの事を聞きたいらしいから、執務室で報酬を渡すよ」
「了解だ、それにしてもギルド長か、面倒臭そうな気配がビンビンするな」
「まぁ、そう言うな行くぞ」
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コンコン
「ジャストです、スケルトンナイトを討伐した冒険者をお連れしました」
「入っていいぞ」
ガチャ
「失礼します」
「おう、来たな、俺は冒険者ギルド長、バッカスだ
よろしく頼む、とりあえずそこに座ってくれ。」
執務室に入ると、顔に傷がある大男がいた。
「さて、早速で悪いが何処にスケルトンナイトが出たんだ?・・・ん?ああ、君がスケルトンナイトを倒す腕は有るとジャストに聞いてある、それに俺も目は良いはず、だから君が倒した事は疑っていないから安心したまえ」
俺が、なんで俺が倒した事を確認しないのかと不思議そうにしていたからか、付け足しながら話して来た。
「スケルトンナイトが出たのは9階層ですね、俺は遭遇した時は不思議に思わなかったんですが。
ボス戦の時に上位種が出ると聞いていて、スケルトンアーチャーが出たので、おかしいと気付きました」
「なるほど、ありがとう、こちらでもこんな事が起こるのは初めてでね、情報感謝する。
あと、これが報酬だ情報料も入っているから、
遠慮なく使うと良い、報酬は金貨9枚、銀貨1枚、
銅貨3枚だな。
それと君は明日からEランクだ、スケルトンナイトを倒すほどの実力が有るのは知っているが、ギルドへの貢献値が低いから一気に高ランクには上げれないんだ、済まないな」
「いえ気にしないでください。
情報料ももらえるので、それで十分です。
それではこれで」
「ああ、ジャストは話したい事があるから残ってくれ」
そう言い俺は執務室を出た。
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アッシュが出てすぐにギルド長がジャストに問いかける。
「ジャスト、どう思う」
「そうですね、・・・教会が絡んでそうですね、
あそこならダンジョンの魔物を移動させることもできるかも知れませんし」
「うーむ、結局分からんか、警戒するしかないな。
ダンジョンに調査隊を派遣するか」
「それが妥当かと勘弁してほしいですよ本当に」
「だな、それにしてもアッシュだったか、勝てる気がせんな、不意打ちなら行けるだろうが正面からは難しいな」
「そうですね、自分も初めて見た時警戒しましたから、なんでこんな奴がギルドに登録してないのかと」
「確かにな、でもこんな時だからこそああ言う奴が居るのは心強いな」
「ですね」
それから、アッシュの話で盛り上がるのであった。
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???視点
「何?スケルトンナイトが倒された?
あそこは初級ダンジョンだろ、なぜCランクのスケルトンナイトが倒されるのだ!」
「それが、武術に覚えがある新人が倒したようでして、我々としても予想外です。
その新人はしばらく初級ダンジョンに挑む様なので、先に・・・を準備してはいかがでしょうか?」
「うーむ、我らの邪魔をしおって!
そうだな、ここで計画に支障が出るのはまずい、
先にアレを準備しろ、初級ダンジョンは
もう、手を引け冒険者ギルドが動くかも知れん」
「かしこまりました」
アッシュの知らない所で悪意ある計画が始動しようとしていた。
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