初めての食事
「お待たせいたしました、オーク肉のステーキ、
白パン、ポトフ、川魚のフライ、エールです」
ジュゥゥゥゥゥ
う、美味そうだ!オーク肉は300グラムはあるだろうか、味付けは塩だけなのだろうが炭で焼いているのか、香ばしい匂いがやばい、ランプの光で、脂がテカテカ輝いている、昼飯を食べないで、キールに来たからさっきから腹が大合唱を奏でてる、
ゴクリ
「い、いただきます」
ナイフでステーキを切る、抵抗なくナイフが通り断面からも脂が溢れてくる、あ〜もう我慢できない!
パクリ
モグモグ
噛めば噛むほど旨味が出てくる、脂が多くてくどいかと思ったが、サラサラしていてくどくない。
もう一切れ
パクリ モグモグ ゴクリ
うますぎる、口の中に脂が残っている、そしてエールを飲む!!!
ゴクッ!ゴクッ!ゴクッ! ぷはー!
美味すぎる!
太一さんと修行終わりに酒の飲み方を教わったんだが、やはりキンキンに冷えたエールは最高だ!
ああ、いかんこの後スキルポーションを飲むのに、
魔の飲み物が俺の手から離れない。
ステーキをもう一切れ
それをエールで胃に流し込む。
最高だ、飲み物を冷やす魔道具を作った人に感謝。
次はポトフだ、とろとろに煮込まれた、
じゃがいも、にんじん、ブロッコリー、タマネギ、
じゃがいもを口に入れる
ハフハフ、ちょっと熱いがほろほろ崩れていき、
スープを吸ったじゃがいもが口全体に広がる、
そして、スープに白パンを浸して食べる。
美味い、にんじんも、ほろほろ崩れ甘い
ブロッコリーもクタクタになってカサの部分が、
スープを吸っていて口に入れればスープの風味が鼻から抜ける、次はタマネギ、トロトロだ口に入れればすぐに無くなる離乳食みたいだ、
スープとタマネギがもの凄くマッチして、美味い。
そして、最後はウインナーだ
パリィィ
!?中から肉の脂とスープが溢れ出し口の中を独占する。
これは、魔の飲み物が欲しくなる。
ゴクッ!ゴクッ! プハー!
「エールおかわりー!」
もうやめだ、スキルポーションの事なんて1時間後の俺が何とかしている、今はこの料理を楽しむ!
「エールお待たせしましたー」 ドン!
「ありがとう!」
最後はフライだ、ナマズのフライらしいもの凄く良い匂い黄金色の衣が、眩しい。
では、一口
サクッ
スッ(エールに手を伸ばす)
ゴクッ!ゴクッ!ゴクッ! フゥゥゥゥ
川魚だから泥臭いなんて事はなく、真っ白な白身フライだ、ナマズに下味を付けているのか何も付けなくてもほのかに塩味が効いて最高だ。
オーク肉のステーキを平らげ、エールを飲み干す。
ポトフは、白パンともの凄く合う温かい優しいスープが冷たいエールで冷えた食道を降りていくのがわかる。
フライもサクサクで、口の中の脂をエールでリセットする、堪らん♡
1時間後の俺よ頼んだ
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