この空の雨が止むまでは。

@NAKAKIZOKU

プロローグ 始まりはあの春だった。

ー6月*日。春が過ぎようとしていて、本当に暖かったのを私は覚えている。

新型のウイルスが感染拡大をおこし、学校へ登校したのはこの日だった。

大好きな親友とクラスが離れて完全に孤立したと確信していた。

(あああ~、やばいやばい本当に終わった。。仲いい子いないし最悪、)

そんなことを思っていたら、君の声が聞こえた。

目立つような大きな声で笑いながら5人位の人たちが前の扉からはいってきた。

「うわっめちゃくちゃ久しぶりにここの教室入ったわ」

「そりゃあそうだろ」

正直どうしてこうなったのか今思い返すと本当にわからない。

一目惚れではなかった、彼は私でもよく知っている人物だから。

でも多分この瞬間

私は君に恋をした。

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