☕【番外】物語の栞
【物語の中を行来している人物たちのプロフ】本編編。
※本編も長くなってきたので登場人物と、登場する主な建物などを整理しています。(本編についている説明文と重複しているところもありますがご了承ください。)
※元ネタお話『高名な依頼人』は、お話的には、エドワード7世のはずですが、このシリーズは、『V.R.』ヴィクトリア女王の時代設定でお話を進めさせていただいております。
※本編には出ていないヴィクトリア時代の文化や歴史、建物や食べ物なども登場しますが、注意書きがない限り、ざっくり長いヴィクトリア時代のどこかのものです。ここのホームズのお話しは、聖典やグラナダの設定から、時系列や時代背景、人物の性格込みで少しずれています。(広く長いヴィクトリア時代)そこも風味として、お楽しみいただけましたら幸いです。)
※グラナダ吹き替えバージョンの完全版をベースにしていますが、登場人物の性格が違っていたり、まだ、このお話には出てきていない人もちらほら紹介しています。
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■シャーロック・ホームズ→このシリーズはグラナダ編を下敷きにしていますので、外見はあの方です。ただ、お話の途中で謎の超常現象により若返ってしまい、普段はふけメイクでごまかしています。
■ワトスン博士→一代目の方のデビッド・バーク氏イメージです。
■マイクロフト・ホームズ→国家的重大事件、ニセ金貨事件をベーカー街に持ち込んだときに、テレーゼが喚いていたので、弟が誘拐までしているのかと、一瞬誤解した。変人の集まるディオゲネスクラブの主催者。出不精。
■ハドソン夫人→ぎっくり腰で困っているところをマリアに助けられて、このお話ではニセの付き添いの夫人になっている。
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※マスグレーヴ家
■レジナルド・マスグレーヴ→言わずと知れたマスグレーブ家の儀式書に出てくるホームズのご学友。イギリス屈指の家柄を誇る。
・このお話ではイートンからの幼馴染設定で、出来の悪い弟と、家柄と財産を狙って、押し寄せる結婚相手に頭を悩ませている。日本の書画骨董にはまって、“極東陶磁器愛好クラブ”まで主催している。
■ウィルソン→(架空の人物)マスグレーヴ家のロンドン邸にいる先代から仕える老執事 兼 家令。ホームズのこともシャーロックぼっちゃんと言ったりする。代々、マスグレーヴ家に仕えていて、ようやく見つかった(誤解)結婚相手のマリアに傾倒している。息子が父に代わり執事になるべく見習い中。
■マスグレーヴの弟→ドラマでは、レジナルド・マスグレーヴが、弟のブーツを、先祖代々のブーツと間違えて紹介するのですが、このお話では、実は本物と自分のブーツをすり替えていた悪ガキ? 設定。
・ロンドンのやかたにある骨董品も、すり替えて遊興費に充てているのではと、マスグレーヴは常々うたがっており、その鑑定をマリアに依頼しようとして、現在にいたる。
■ジャネット→マスグレーヴ家のカントリーハウスの森番の娘。このお話では、自意識過剰な性格で、ロンドンのやかたにお使いにきていたが、グルーナー男爵に買収されたことがバレて、マスグレーヴ家ロンドンのやかたの一室に監禁されている。
■マーガレット→(架空の人物)マリアつきのメイド、
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■ポーキー→シンウェル・ジョンソン。ロンドンの地下犯罪社会で、ホームズの協力者として、非常に役に立ってくれている男。元犯罪者だったが、心を入れ替えて、いまではホームズのよき協力者として、アヘン窟や、ナイトクラブ、街の賭博場、あらゆる闇がからむ場所に出入りして、必要な情報を集めている。キティの幼馴染。
■キティ→ロンドンの貧民街で育った美しくも面倒見のよい、街のみんなにしたわれ、憧れられていたきっぷのいい女性。
・モデルとして成功を収めようとしていた頃に、グルーナー男爵と出会い、プロポーズされて、彼と一緒にオーストリアに行って幸せになる夢を見たが、結局、ただ彼にもてあそばれていただけで、硫酸を駆けられ、瀕死の重傷を負うが、ポーキーたち、幼馴染の必死の努力のかいもあって、なんとか命をとりとめた。
・グルーナー男爵に復讐を誓っているが、いまは命の危険が迫っているので、同じく幼馴染のパン屋の夫婦の家にかくまわれている。
■ハイバー峠の英雄、マーベル将軍の娘、ヴァイオレット嬢(ガンコちゃん)→グルーナー男爵と結婚する! と、騙されて思い詰めている、若く美しく聡明な令嬢との紹介だが、マリアには「ただのガンコものじゃね?」などと思われ、頭に花が詰まっているとしか思えない。そう思われているが、マリア自身、そんな状態で四股に会って失恋しているので、同族嫌悪かもしれない。
■グルーナー男爵→ヴァーノン・ロッジの大邸宅に住んでいる成り上がりのオーストリア貴族。『オーストリアの殺人鬼』の異名を持ち、金持ちで名家の女性を騙くらかして、金を巻き上げては殺し、現在の地位を築いた。
・ヴァイオレットも結婚して利用するだけ利用しようと思っていたが、レジナルド・マスグレーヴの婚約者(マリア)の方が、自分には利用価値があると、現在色々と画策中。
■グルーナー男爵の執事→主人の命令で荒事もこなしている裏のある男。裏家業をこなす手下も何人か持っている。
■サー・ジェイムズ・ダムリー大佐→元のお話『高名な依頼人』では、依頼人とホームズをつないだ人物だが、今回は、依頼人とマスグレーヴをつないだ。いわゆる高貴な方々のもめごとを裏で解決する役割を担っている。
■ド・メルヴィル将軍(ヴァイオレットのパパ上)→娘がグルーナー男爵と結婚すると宣言して以来、あちらこちらに、なんとか破談にして欲しいと依頼するが、とうとう寝込んでいる。
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■マリア・ロレーヌ/20歳)/シリーズ主人公🎻
・フランス人の父と、イギリス人の母の間に生まれた日本育ちのアングロサクソンなのに、中身が日本人な大学生。ごく普通に暮らしていたはずが、なぞの出来事で、現代とヴィクトリア時代を行き来する生活に!
・大阪生まれの大阪育ち。中之島学園大学二回生。大学の近くに住んでいる。母が趣味でやっている会員制のティールーム、喫茶『英仏屋』や、女子寮をたまに手伝ったりしている。大学関係者もお気に入りのお店です。
・実は任侠映画好き。
■テレーゼ・ロレーヌ/19歳
・マリアの妹。某大学を中退して、マリアと一緒の大学に編入予定。
・IQ180の天才にして天災。ホームズと超仲が悪い。お姉さん大好きっ子。
・運動神経がない。
■マリアの母→趣味で『英仏屋』というティールームと、フリルな夢いっぱいの女子寮も経営。ティーカップマニアで日本の芸術を愛している。『桃源郷の枝』と呼ばれる国宝級の二つで一対の花瓶の高性能レプリカを持っていたが、自前のティーカップコレクションと一緒に、ホームズに持ち出されている。が、たんに娘たちが持ち出してピクニックに行ったと思っている。
・鷹揚な性格だが、娘たちの様子を見るに、実は恐ろしい一面も?
・フランス人の父は、日本でフランス人の経営する、元祖伝統フレンチ京懐石という、ナゾな高級オーベルジュを経営。国内を飛び回っている。
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※スコットランドヤードチーム
・普段は安物の『ドングリの粉入りコーヒー』を飲んでいる。(※真面目なコーヒーは、超高級品でした。)
■レストレード警部→言わずと知れたスコットランドヤードの名物警部。
・マスグレーヴの不興をかって、このままでは無事定年退職を迎えられるかどうかの瀬戸際?
・家を一軒格安で引退用に購入している。死体が掘り起こされた縁起の悪い物件なので格安。ヤードでは「これが本当の掘り出しもの」などと言われている素敵な物件。
・アセルニー・ジョーンズ警部の差し入れ、シードケーキを食べて以来、まだ体調が戻らない。甘党。
■ピーター・ジョーンズ警部→(「4つの署名」の人)
・このお話では、アセルニー・ジョーンズ警部と双子設定です。
■アセルニー・ジョーンズ警部(「赤髪連盟」の人)→お菓子作りが趣味。
・新商品、謎の光るプレミアムバターに投資して儲けようとした。ヤバいマーガリンだと分かる前に、それを使ってシードケーキを作って、レストレード警部に差し入れした。
■ホプキンズ警部→パブで、たまたま飲んでいた。
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■ホールダネス公爵→例のプライオリスクール事件の人。公爵が“極東陶磁器愛好クラブ”の会員だった。息子のサルタイア卿の後学のためにと、〈 ~極東からの息吹~わたしの愛する大日本帝国コレクション~ 〉にやってきた。
■息子のサルタイア卿→すっかり大きくなって、成人したところ。なにか謎の品を持参。実はマリア(テレーゼ)に一目ぼれ。
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※登場する建物や小物類
■かわいいカッパの皿→ヴィクトリア時代に女性が頭の上に載せているおしゃれで小さな帽子。マリアは日よけにもならないし、なんなんだろうかと思い、かわいいカッパの皿と命名。
■グローヴ、スター、ポールモール、セントジェイムズ、イヴニングニューズ、エコー→ヴィクトリア時代の新聞。この頃の新聞は、ややインクが乾いていないことも多かったので、マスグレーヴ家などの貴族は、読む前にちゃんとアイロンをかけて乾かしたものが、主人の手元に届いていました。
■パブ・アルファ→青い紅玉事件で『ガチョウ・クラブ』を主宰していた温厚な主人の経営するパブ。このお話ではスコットランドヤードの警部たちも入り浸っている様子。
■鍵のついた小さな茶色い革張りの金の紋章の入ったノート→グルーナー男爵が、自分が地獄に送り込んだ女を記録したノート。
■桃源郷の枝→国宝級の二つで一対、明治時代に作られた花瓶。このお話では、ホームズがマリアの母のニセ花瓶(スーパーレプリカ)を持ち込んだので、3個に増えているが、まだグルーナー男爵は気づいていない。
■ニュートンさま→アイザック・ニュートン。推定IQ190、その昔、イギリス
■イギリス東インド会社→設立当初より、極秘裏に世界中に大英帝国に向けた情報を集める組織として活動し、一度、完全に解散したあと、復活した現在も表向きは、主に紅茶や食材を、世界中で売り歩きながら、イギリスの影の諜報機関として、密かに大活躍しています。(もちろん架空の設定です。)マイクロフトの依頼を受けて、金貨やグルーナー男爵の更に詳しい情報を持ってきた。
■ブラックウイッチマガジン→医学的なネタを扱う機関紙という触れ込みではあるが、『
・元ネタは『ブラックウッズマガジン』ですが内容的には無関係。
■エジプシャン・ホール→ロンドンの繁華街ピカデリーには、元宝石商のウィリアム・ブロックによって、1809年に建てられ、以後100年に渡り人気を博し、エジプシャン・ホールと呼ばれた奇抜な展覧会場があり、そこには、彼が収集していた15000点にもなろうかという博物コレクションや、古武具コレクションが展示されていた。
また、ホールでは、ありとあらゆる見世物の興行も、入れ替わり立ち代わり行われ、人気のスポットであったが、1890年代にはその人気にもかなり陰りが見え、商売替えも検討されていたそうです。
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