第11話 『焼きいも、ラーメン、』
むかし、学生時代は、それなりの都市のど真ん中に住んでおりましたから、屋台様というものが、わりにところどころに出ておりました。
街の中心には、お城がありました。
まあ、そういう城下町は、沢山ありますよね。
学生にとって、夜の繁華街というものは、なかなか、危ない場所でもありますが、お勉強の場所という意味もあります。
お金持ちのしていさまは、まあ、別として、やましんなんか、プロレタリア階級ですから、仕送りだけで、なんとかやっておりましたので、まだ、よいほうでしたが、アルバイトしていた人もかなりあり、なかには、パチンコプロみたいな方もありました。
あれはあれで、生き方であります。
一方、地元在住者さまは、たしかに、それなりに、メリットがありました。
さて、お城があったということになれば、当然のように、罪人さんが出て、なかには、処刑される方もあったので、処刑場や、お墓などもありましたような。
もちろん、現代まで、残っておりまして、供養されているようであります。
やましんは、あまり、当時、そのあたりに興味はなく、割合、ちかくに下宿していたのではあったに違いないのですが、該当場所に行ってみたことはありませんでした。
ある、先生が、そうした、歴史上のことや、現在に近い時期になっても、怪しい現象があったというお話を、聴かせててくださったことがありました。
それによると、あるとき、ある新聞記者さまが、この時代にあって、そのような現象があるなど、笑止、と言って、夜中に、関係者が集まるなか、問題の場所にひとりで入りましたそうな。
しかし、出てきたときは、正気ではなかった。と。
まあ、たぶん、明治・大正時代か、それなりに、古い話ではあったようでした。
それ以上の探索はいたしませんでしたが、このお話し、どこかで見たような気がしたのです。
そ、それは、『鉄腕アトム』の、第34話『みどろが沼の巻』。
マニアの方には、ちょっとした有名なものらしいです。
なかみは、お叱りがあってもよろしくないので、書きません。
ま、それを、思い出した訳です。
ときに、『みどろが沼』とは、なんだか聞いたような地名だなあとも、思いましたが、そ、それは、深泥池。京都にあります。
行ったことないのです。
しかし、一万年くらいは前に、元が形成されたらしいので、貴重な自然が残っているというわけであります。
一方で、タクシーからみの怖いお話の、発祥地とも言われるのだとか。
お池といえば、各地にありますが、貯水地として貴重でありながら、たまに、堤防が決壊したりの災害事故が報じられたり、子供さんが落ちたりの事故も、あります。
やましんちの、車なら10分ちょっとの場所には、貯水地があります。近代にできたもので、非常にがっちり管理されています。
夜の散歩には、魅力的でありながら、近寄りがたい面もあります。
やましん、今夜も、まだ、うつうつしていまして、このような夜には、お散歩の場所として、ちょっと魅力的なのですが、怖い方が先に立つので、近寄りません。
台風などのときは、管理するかたは、大変なのでありましょうが、まずは、安全第一にいたしましょう。
ああ、朝が来るのか。
むなしい、むなしい。
あ、みなさま、よい夜を。
🕯️ なまごみだあ 🕯️
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